あなたのiPhoneはSIMフリー版ですか?それともSIMロック版でしょうか?
最近では、格安シムの台頭に伴い、SIMロック解除という言葉がよく聞かれるようになりました。
筆者の使っているiPhoneもSIMロック解除をしたものですが、現在もかなり快適に使用できています。
この記事ではまず、なぜSIMロック解除をする必要があるのかという基本的なところから、具体的なSIMロック解除の方法をすべて解説します。
①なぜSIMロック解除をするの?
SIMロックを解除する理由は人によってさまざまですが、主に2つの理由があります。1つ目の理由は格安SIMを利用する場合です。
例えばソフトバンクのiPhone6を使っていて、docomoの格安SIMを使いたいのであれば、SIMロックをまず解除してからでなければ通話はおろか、データ通信すらできません。
SIMロック解除をするもう1つの理由が、海外でスマートフォンを利用するという場合です。SIMロックがされた状態では、海外のSIMカードを挿入しても認識されないので、ロック解除をする必要があります。
アップルストアで買ったiPhoneであればもともとSIMフリー版ですが、値段が高いので、通信会社によるSIMロックがされているiPhoneを使っている人も多いですよね。
SIMロック解除をすれば、あたかもアップルストアで買った高価なSIMフリーiPhoneのような使い方ができるのです。
②【方法1】iPhone6s以降のSIMロック解除
もしあなたのiPhoneが6s以降なら携帯会社による公式のシムロック解除ができます。たとえばauであれば、SIMロック解除ができる機種がこちらの表に記載されています。
https://www.au.com/support/service/mobile/procedure/simcard/unlock/
ソフトバンクならMySoftbankのページから無料のSIMロック解除を行うことができます。
https://www.softbank.jp/mobile/support/usim/unlock_procedure/
NTT docomoの場合はこちらです。
https://www.nttdocomo.co.jp/support/procedure/simcard/unlock_dcm/
なお、iPhoneが水漏れなどにより故障している場合はSIMロック解除ができません。また、ヤフオクなどで出回っているネットワーク制限がかけられているiPhoneもロック解除ができないので注意しましょう。
ネットワーク制限とは、ローン未完済などの理由で携帯電話会社から制限がかけられている端末のことです。ヤフオクでは多く出回っているので、できればこういったiPhoneは避けましょう。
携帯電話通信会社各社のページからロック解除手続きを行った後、通知を受け取ります。格安SIMや海外のSIMカードがすでに手元にある場合はそのままロック解除されたiPhoneに挿入すれば使えるようになります。
手元に新しいSIMカードがない場合は、ロック解除の手続きを完了させるために、iPhoneを復元させておく必要があります。
iPhoneを復元する前にiPhoneの中身のデータのバックアップをとっておきましょう。バックアップをとる方法は2つあります。iCloudを使う方法とiTunesを使う方法ですが、iCloudは課金していないとすぐいっぱいになってしまうので、パソコンがあるならiTunesを使ったバックアップがおすすめです。
③【方法2】SIM下駄でロック解除
方法1はiPhone6s以降でしかロック解除ができないというデメリットがあります。iPhone6から前のiPhoneは通信会社による公式のロック解除ができないのです。
そこで、iPhone6以前の端末をSIMロック解除するためにSIM下駄を使用する方法があります。
シム下駄自体はとても安価なものなので、この方法はコストのかからないiPhone6のSIMロック解除方法といえます。
しかし、ソフトウェアの更新などの際にエラーが起こり、圏外となってしまうこともあるので、あまりおすすめはできません。
SIM下駄を使ったロック解除方法はあくまで応急的な方法と考えておくほうがいいでしょう。
④【方法3】ファクトリーアンロック
方法3はファクトリーアンロックと呼ばれるもので、特殊な操作によりロック解除を行います。筆者のiPhone6もこのファクトリーアンロックでSIMロック解除した後、海外で使用しています。
すでに2年になりますが、一度もエラーや圏外になったことはありません。ファクトリーアンロックはとても信頼できる確実なSIMロック解除方法といえます。
その方法もとても簡単で、ファクトリーアンロックを行う業者にiPhoneのシリアル番号を教えるだけで完了です。
このファクトリーアンロックは確実な方法ではあるものの、デメリットが2つほどあります。
1つは、価格が高いことです。業者によっては1,2万円を軽く越えてしまうところもあり、場合によってはそれ以上のこともあります。
なので「そんなに出すのであれば、もうちょっと奮発してアップルストアのシムフリー版を買う」と言う人がいるのも仕方ないでしょう。
デメリットの2つ目はすぐにロック解除できないことです、業者に委託する形になるので、最低でも1週間、混んでいれば1カ月ほど待たなければならない時もあります。
ただ、コストはかかるものの確実なので、この方法はとてもおすすめです。
⑤【方法4】iPhoneを下取り→ヤフオク
いま、iPhone6やiPhone5sなどは中古で安く取引されています。ヤフオクなどでSIMフリーのものがたくさん出回っているので、それに買い換えるという方法もあります。
現在持っているiPhoneを下取りに出して、ヤフオクで購入することができます。たとえiPhoneが故障していても、下取りしてくれるお店もあるので、ぜひ一度査定してもらいましょう。
うまく行けば、差額ほぼゼロでSIMフリーのiPhoneに交換できるかもしれません。
まとめ
いかがでしょうか?格安SIM使用の際や海外旅行、海外出張の際に現地のSIMを自分のiPhoneで使いたいという場合、とても便利なSIMロック解除。上に挙げた4つの方法でSIMフリーにすることができます。
人によってニーズは異なるので、あなたも是非ぴったりのSIMロック解除方法を試してみてください。
SIMロック解除で特定の通信会社の契約に縛られない自由度の高いiPhoneを楽しみましょう。SIMロック解除によってiPhoneは世界中のあらゆる場所で使えるようになります!