iPhoneのカメラレンズが割れてしまった場合、どうすればよいでしょうか。
iPhoneはカメラ機能が優秀なので、カメラをよく使うという方もいますよね。カメラのレンズが割れて困る方も多いはずです。
しかしカメラレンズが割れてしまった場合、修理に出すまではどのように対処しておけば良いのでしょうか。
しっかり対処をしておかないと、さらに故障が広がってしまうかもしれませんよ。
この記事では、iPhoneのカメラレンズが割れてしまう原因や、応急処置の方法も紹介するので参考にしてみてください。
iPhoneのカメラレンズは割れやすい?
iPhoneで修理の多い内容といえば画面の割れですが、カメラレンズの割れという修理も昔より増えています。
なぜかというと、iPhoneのカメラデザインが昔と変わったことが原因です。
iPhone6より前のiPhoneは、バックカメラが背面に埋め込まれる形になっていました。しかしiPhone6以降、カメラのレンズ部分が背面よりも飛び出しているデザインになっています。
これにより、カメラのレンズが割れやすくなったため、iPhone6以降ではカメラレンズの故障が増えているのです。
また、iPhone 11proのカメラは性能が飛躍的に向上していますが、大きなレンズが3つ付いたデザインになっています。
レンズ自体のサイズも大きくなったため、故障のリスクは上がっているといえるでしょう。
iPhoneのカメラレンズが割れる・壊れる原因とは
iPhoneのカメラレンズが割れたり壊れたりする原因を知っておきましょう。
カメラのレンズはガラスでできているので、気を付けていないと割れてしまうこともあります。修理に出してもまた壊れてしまわないように、普段から注意しておくことが大切です。
カメラレンズが割れる・壊れる原因は、主に次のような原因があります。
- 落下させてしまった衝撃
- 日常での細かい傷
- 水没させてしまって水が浸入する
カメラレンズが割れる1番の理由は、やはり落下させてしまった時の衝撃でしょう。
背面からカメラが飛び出しているので、背面側から落とすとカメラレンズにダメージを受けやすくなっています。
また、日常的な使用でもカメラレンズは割れやすくなります。ガラスは細かい傷がつくほど強度が弱くなり、衝撃を受けた時に割れやすくなってしまうのです。
そのため、普段ポケットに入れているときやカバンに入れているときに、衣服などとこすれて細かい傷が増えるとリスクは上がります。
とくに、写真を撮ろうと思ったときにカメラレンズが汚れていて、服の袖などで拭いたりする方も多いでしょう。しかし、衣服のような硬い布はガラスを傷つけることもあるのでおすすめしません。
ほかにも、水没させてしまった場合に内部に水が浸入して故障する場合もあります。
ある程度の防水性能はあるものの、完全防水ではありません。完全に水につかってしまうと、内部に水が浸入して故障する可能性は高いです。
iPhoneのカメラレンズが割れたまま放置しても大丈夫?
iPhoneのカメラレンズが割れた場合、写真を撮らないならそのまましばらく放置しても大丈夫か、という疑問があります。
確かにカメラを全く使わないのであればすぐに影響はありませんが、そのまま放置するのはおすすめしません。
ここでは、iPhoneのカメラレンズが割れた場合にどんな不具合が起こるかを紹介します。
ピントが合わなくなる
カメラレンズが割れてしまうと、その影響でカメラが正確に距離や光を認識できなくなり、ピントが合わなくなる可能性があります。
ピントが合わなくなるとキレイな写真が撮れなくなるのはもちろん、QRコードやバーコードなどの読み取りもできなくなるかもしれません。
そうなると写真を撮らない人でも不便になってしまうでしょう。
また、内部にあるオートフォーカスのセンサーにゴミが付着すると、うまく作動しなくなり異音が発生することもあります。
割れた部分からホコリや汚れなどが入り込むと思わぬ不具合が発生し、カメラの機能がまともに使えなくなってしまうでしょう。
異物が写りこむ
レンズにヒビが入ると、当然そのヒビ割れが写ってしまいます。割れが大きいとホコリやゴミなどが入り込むので、写真に異物が写ってしまうことも。
また、表面のガラス部分についた汚れなら落とせるのですが、ガラスの下のレンズに汚れが付着するとなかなか取れなくなります。
そうなると、表面の割れているガラス部分の交換では済まなくなり、カメラ本体も交換しなければなりません。
余計な費用がかかるかもしれないので、ガラス部部分が割れてしまった場合は、中のレンズに汚れがつかないように保護しておきましょう。
完全に壊れてしまう
壊れたのがカメラだけなら、表面のガラスやカメラ部分のみの交換で修理は済みます。しかし、カメラレンズが割れたことによりほかの部分にダメージを与えて、最悪iPhoneが壊れてしまう可能性もあります。
割れた部分からゴミや水分が内部に入り込み、ほかの部分に影響するからです。例えば水分が入り込んだ場合、内部の基盤を水没させることもあります。
そうなると、カメラが使えないだけでなくほかの機能に影響が出たり、iPhoneが使えなくなったりするという事態もあり得ます。
また、落下などで割れてしまった場合、落下の衝撃で内部にダメージが入っている可能性もあります。放置しておくと故障が進んでしまうので、早めに見てもらったほうが安心です。
iPhoneのカメラレンズが割れた時の対処法
iPhoneのカメラレンズが割れた場合、なるべく早く修理に出すのが1番です。しかし、すぐに修理に出せない場合もあるでしょう。
先ほど紹介したように、割れた部分を放っておくと取り返しがつかないことになるので、修理に出せない場合は応急処置をしておくことをおすすめします。
まずは、ゴミが入り込まないようにカメラのレンズを覆っておきましょう。
カメラを保護するアイテムとして「カメラレンズ保護フィルム」という製品があります。本来はレンズの割れを防ぐための保護フィルムですが、割れてからの保護としても使えます。
また、「わざわざ保護フィルムを買うのはちょっと」という方は、セロハンテープで一時的にふさぐのもありです。
テープであればすぐに対処できるので、ゴミやホコリの侵入を防いでくれるでしょう。ただし、テープ自体が汚れてきたり簡単に剥がれたりするので、その点は注意してください。
また、どちらも一時的な応急処置にすぎません。
完全にゴミやホコリの侵入を防げるわけではないので、修理に持っていくまでは気を付けてiPhoneを使いましょう。
まとめ
iPhoneのカメラレンズが割れたり故障したりするのは、主に落下させてダメージを与えてしまった時です。iPhone6以降はカメラが背面から飛び出しているため、カメラレンズが割れる故障も増えてきました。
レンズが割れると、写真に異物が写りこんだりカメラの機能が使えなくなったり、最悪の場合iPhone本体が壊れたりといった事態が想定されます。
そのためカメラレンズが割れた場合は、割れた部分からゴミやホコリが入り込まないように保護することが大切です。
カメラ用の保護フィルムがあれば使いやすいですが、応急処置としてセロハンテープで覆っておく方法もあります。ただし一時的な応急処置なので、なるべく早く修理に持っていきましょう。