Apple、MacBook Pro 2017 Touch Bar非搭載モデルの交換プログラム開始

2018年6月15日 2018年12月26日

Appleは、13インチMacBook Pro 2017 Touch Bar非搭載モデルにハードウェア問題を発見しました。

アップルストアとアップルの認定サービスプロバイダに配布された社内メモによると、Appleはファンクションキーを備えた最新の13インチMacBook Proモデルに影響を与えるハードウェア問題を発見したとしています。

つまり、MacBook Proのソリッドステートドライブまたはマザーボードに障害が発生した場合は、両方を同時に交換する必要があります。

Appleのメモでは、両方のコンポーネントが同時に失敗するか、または影響を受ける可能性のあるユニットの割合が何であるかについての根本的な理由は明記されていません。

Appleは、いずれかの機能障害が発生した場合に、ソリッドステートドライブとマザーボードの交換が必要なMacBook Pro（13インチ、2017、Two Thunderbolt 3 Ports）ユニットを特定しました。

識別されたMacBook Proシステムの修理に、ソリッドステートドライブまたはメインロジックボードの部品番号が追加されると、メッセージが表示されます。

どちらのコンポーネントに機能障害が発生しても、SSDとMLBの両方を交換する必要があることを示すメッセージが表示されます。

わかりやすくするために、Touch Bar搭載モデルではなく、標準的な物理的ファンクションキーを備えた2017年モデルの13インチMacBook Proが対象となります。

アップル社は、この問題は2016年にリリースされたものを含め、タッチバーの有無にかかわらず、他のMacBook Proモデルには影響しないと述べています。

Appleは、クラックされたディスプレイや応答のないトラックパッドなどの無関係の問題には、デュアルSSDロジックボードの交換は不要だとしています。

Appleはこの問題について、保証の有無にかかわらず、この問題の無償修理を承認したようです。

ソリッドステートドライブの損傷または偶発的な損傷がある場合は、保証外の費用が適用されることがあります。

修理期間の目安としては、約5〜7日としています。

修理を開始するには、アップルのWebサイトのGet Supportページにアクセスして、「Mac」→「Macノートブック」→「ハードウェアの問題」→「トピックはリストにはありません」を選択して問題を説明し、続行を選択します。

次に、「修理に持ち帰る」を選択して、アップルの認定サービスプロバイダまたはGenius Barで予定をスケジュールします。

一部の国では、アップルのサポート担当者に電話またはオンラインチャットを行い、メールイン修復を開始するオプションもあります。

この問題は、物理ファンクションキーを備えた13インチのMacBook Proが、先月Appleのオンラインストアで一時的に出荷見積もりを停止した問題の理由を説明することができます。

Appleは、今回のハードウェアトラブルだけではなく、様々な問題を抱えています。

先日、MacBookに搭載されているキーボードについて集団で訴訟が起きています。

また、バッテリーの不具合による交換サポートも開始しています。

Appleはしっかりと問題に対応していますが、問題なのは情報を入手する手段がない人は、不具合を抱えたまま使うことになる可能性があることです。

Webの利用環境があり、自分が使っているパソコンについての情報収拾を普段から怠らない人が、問題を回避できる仕組みになっています。

Appleは他にも宣伝の方法があるかもしれません。

メール、画面へのポップアップ、インターネット接続時のメッセージ表示など、もう少し積極的にアクションを起こして欲しいのもまた事実です。

新製品の発売で宣伝に力を入れるだけでなく、既存のユーザーのことをしっかりと考えて対応してきたのがAppleです。

ですが、最近のAppleは新製品や利益重視の偏重が見られます。

今回の問題やバッテリーの問題、キーボードの問題などAppleの品質が低下しているのは目に見えてわかります。

通常であれば、出荷前のテストや設計段階で認知される問題を意図的に流しているのではないかと疑ってしまうほどです。

Appleは、Windowsが隆盛していた頃、ユーザーの信頼により、ここまで成長してきた企業です。

しっかりと今のお客様に対応してきたことにより、今のAppleがあります。

一度原点に立ち返り、ユーザーのために何が必要なのかしっかりと考え、行動して欲しいと思います。