iPhone8を使っていて、突然充電器に繋いでも反応が全くないといった経験はありませんか?iPhoneが充電できなくなると、電池切れとなってしまい電話やメールなどの基本操作も出来なくなってしまいます。そのため、iPhoneの充電ができないという症状は頭を悩ませます。
iPhone8本体が壊れたのでは?と不安になって機種変更を検討する人も少なくないと思います。iPhoneで充電ができなくなる原因は色々とあり、その原因によっては簡単に解決できるケースもあります。そこで、今記事ではiPhone8が充電できなくなる原因と対処方法について解説していきます。
充電器の故障が原因でiPhone8の充電ができなくなる場合
iPhoneで充電ができなくなる原因で、まず最初に考えられるのが「充電器の故障」です。そこで、ここではライトニングケーブルや電源アダプタの故障について解説していきます。
ライトニングケーブルの故障
iPhoneを充電するときに必ず必要になってくるのが「ライトニングケーブル」です。基本的にライトニングケーブルをiPhoneに差して充電すると思いますが、「アクセサリはサポートされていません」と画面に表示されたことはありませんか?
この警告文が表示される原因として考えられるのが、iPhone本体の充電口が故障していたり、ライトニングケーブル自体が断線している場合に表示されることが多いです。また、純正ではなく品質の悪いライトニングケーブルを使用している場合でも表示されることがあります。
この警告文が画面に表示される場合は、充電器に繋いだ状態でも正常に充電されません。そんな時は、まずライトニングケーブルが断線などしていないか細かく確認してみましょう。
電源アダプタの故障
複数のライトニングケーブルを試しても症状が改善されない場合は、電源アダプタが故障している可能性があります。電源アダプタはライトニングケーブルに比べて耐久度もあり壊れにくいです。しかし、経年劣化などで電源アダプタが故障してしまうケースもあるので、電源アダプタもチェックしてみましょう。
また、ライトニングケーブルと同じように、純正ではなく品質の悪い電源アダプタを使用していると故障している可能性が高いです。違う電源アダプタや違う場所のコンセントに繋いで充電ができるかどうかの確認を行いながら原因を探っていきましょう。
非正規品の充電器を使用している
iPhoneの充電に使用するライトニングケーブルや電源アダプタには、Appleの純正品だけでなく、非純正品も多く出回っています。そんな非純正品のほとんどが純正品に比べると価格が非常に安いので利用している人も多いようです。最近では100円ショップでも販売しているほどです。
しかし、価格の安い非純正品はコストを抑えるために低品質な部品を使用していたり、構造が雑だったりすることも多いため、耐久性が低く簡単に壊れてしまいます。中には購入した日に壊れてしまったというケースも少なくないようです。
更に、非純正品の充電器は電圧が安定しないため、iPhone本体に影響してしまうことがあります。非純正品の充電器を使用しているとiPhone本体が壊れてしまい、最悪のケースだと起動しなくなることも考えられます。また、低品質な製品の場合、ケーブルが溶けたり発火して火事にもつながるため非常に危険です。
iPhone8本体の故障が原因で充電できない場合
複数のライトニングケーブルや電源アダプタで充電を試してみても症状が改善されない場合は、iPhone8本体が故障している可能性があります。そこで、ここではiPhone8本体が故障していた場合の対処法について解説していきます。
ライトニングコネクタ(充電口)の故障
iPhone8本体の故障が原因だった場合、まず考えられるのが「ライトニングコネクタ(充電口)の故障」です。iPhoneを使っている人のほとんどが最低でも1日1回は充電器に繋いでいるはずです。毎日のように充電器に繋いでいるとライトニングコネクタ(充電口)が劣化して故障してしまうことがあります。
また、ライトニングコネクタ(充電口)にはホコリやゴミなどが非常に溜まりやすいのも故障の原因と言えるでしょう。ライトニングコネクタ(充電口)を覗き込んでみて、ホコリやゴミなどが溜まっている場合は、細いピンセットや爪楊枝などを柔らかい布で覆い、優しく拭き取ってみることで症状が改善されることがあります。
しかし、その際にライトニングコネクタ(充電口)の端子を傷付けたり破損してしまう可能性もあるため、作業を行う際は慎重に行うようにしましょう。
バッテリーの劣化
iPhoneのライトニングコネクタ(充電口)に問題がない場合、バッテリーの劣化も原因として考えられます。iPhoneにはリチウムイオン電池という種類のバッテリーが採用されており、消耗品のため充電回数が増えると劣化が進みます。
特に古い機種のiPhoneを長年使い続けているとバッテリーの劣化が進んで電池の持ちも悪くなってきます。充電ができなくなる前から電池の持ちが悪かったという場合は、バッテリーの劣化が原因かもしれません。
また、iPhoneを購入して1年未満などの場合は初期不良の可能性もあるので、Apple Storeなどに相談してみましょう。購入から1年未満で初期不良と認められれば無償で交換対応してもらえます。
一時的な不具合が原因だった場合
iPhoneの電源を切らずに長期間使っていると、本体が一時的な不具合を起こすことがあります。その不具合が原因で充電器に繋いでも充電できなくなることもあります。この場合は、比較的簡単に症状を改善できるかもしれません。
iPhoneで一時的な不具合が起きたとき、最も有効な対処法は「再起動」です。iPhone本体の電源を一度切り、再度起動させるだけで症状が改善されることが意外と多いので、iPhoneで不具合が起きた場合は、まず本体の再起動をしてみましょう。
また、バッテリーの残量が0%になり完全に放電されると、充電器に繋いでもしばらく起動できなくなることもあります。この場合は一時的な不具合の可能性が高いので、充電器に繋いだ状態でしばらく放置してみましょう。
また、iPhone8の充電口にホコリなどの汚れが詰まっていることが原因で充電できなくなることがあります。その場合は、先の細いピンセットや柔らかい布などで優しく汚れを取り除いてから再度充電器に繋いでみましょう。
iPhone8で充電ができなくなったときの対処法
ここでは、iPhone8で充電ができなくなったときに試しておきたい対処法をご紹介していきます。
iPhone8を再起動する
まず初めにご紹介するのは「iPhone8の再起動」です。再起動に関しては、充電ができなくなったときだけでなく、iPhoneでさまざまな不具合が起きたときに再起動することで症状が改善できることもあるので、是非覚えておきましょう。
iPhone8の再起動方法
①本体の右側にある「電源ボタン」を長押しします
②「スライドで電源オフ」という表示がでたら、スライドして電源を切ります
③電源が完全に切れるまで30秒ほど待ってから、再度本体の右側にある「電源ボタン」をAppleのロゴマークがでるまで長押しします
以上の方法でiPhone8を再起動したら、再度充電器に繋いで症状が改善していないか確認してみましょう。
バッテリーの設定を変更する
iPhone8で充電ができなくなった際、バッテリー残量を少しでも長持ちさせてデータのバックアップなどを取りたいところです。電池切れになってしまっては、対処法などなにもできなくなってしまいます。
そこで、バッテリーの減りを少しでも抑えるために設定を変更しておくと良いでしょう。バッテリーの設定を低電力モードに切り替えておけば、通常よりもバッテリー残量を長持ちさせることができます。
低電力モードの設定方法
〔設定アプリ〕→〔バッテリー〕→低電力モードをオンに切り替える
コンセントの確認
意外と見落としてしまうポイントが「コンセント」です。コンセントに充電器が奥まで入っているか確認してみましょう。充電器とコンセントとの間に隙間があるとホコリなどが入り込んでショートして火事の原因にもなるので注意が必要です。
また、接触不良やコンセント自体が壊れている可能性もあるため、一度充電器を抜いて違うコンセントに差して確認してみましょう。電源タップを使用している場合は、電圧が足りず充電ができなくなっていることもあるので、直接コンセントに差してみましょう。
別のライトニングケーブルを試す
非純正品のライトニングケーブルを使用していたり、純正品でも長年使用しているライトニングケーブルを使用している場合は、別の物を試してみたり、なければ新品に買い替えてみましょう。見た目で断線などが確認できなくても、内部で破損している可能性もあります。
実際に新品のケーブルにかえてみたら症状が改善されたというケースも少なくありません。
ライトニングコネクタ(充電口)の掃除
先程も説明しましたが、iPhoneのライトニングコネクタ(充電口)にはホコリやゴミなどの汚れが溜まりやすいです。細いピンセットやティッシュ、柔らかい布などを使って優しく拭き取ってみましょう。この際、無水エタノールがあれば汚れが落ちやすいです。
無理矢理汚れを取ろうとすると故障の原因にもなるので、自信のない方はエアダスターなどで吹き飛ばす方法が良いでしょう。
iOSの更新を試す
古いバージョンのiOSでiPhoneを使用していた場合は、ソフトウェアエラーが原因で充電できなくなることもあります。最新バージョンのiOSにアップデートしていない場合は、一度iOSの更新がないか確認してみましょう。
iOSの確認方法
〔設定アプリ〕→〔一般〕→〔ソフトウェア・アップデート〕
以上の方法でiOSのアップデート情報を確認できます。最新バージョンにアップデートしていなかった場合は、そのまま更新してみましょう。
アクセサリー類を外す
ケースなどのアクセサリー類が原因で充電ができなくなるケースもあります。特に、iPhone8から採用されているワイヤレス充電器を使用している場合は、ケースが原因で充電できていない可能性があります。
一度ケースを外してワイヤレス充電器に置いて、ちゃんと充電ができるか確認してみましょう。それでも充電ができない場合は、ワイヤレス充電ではなくライトニングケーブルでの充電も試してみましょう。
対処法を試しても改善できない場合
ライトニングケーブルや電源アダプタなど周辺機器に原因が見当たらない場合は、iPhone本体が壊れている可能性が高いです。iPhone本体が故障している場合は、自力での解決は困難なので修理に出す必要があります。そこで、ここではiPhone8を修理に出す方法について解説していきます。
修理に出す場所
iPhoneが故障した際は、Apple StoreやApple正規サービスプロバイダに修理に出す人が多いと思いますが、最近ではiPhoneを専門にする民間の修理業者が増えています。
修理にかかる費用や時間を考えると、Apple StoreやApple正規サービスプロバイダに依頼するよりもiPhone専門の修理業者に依頼した方が良いケースもあります。しかし、修理業者によっては技術レベルの低いお店もあるので、お店選びに迷った場合は「総務省登録修理業者」へ依頼すると良いでしょう。
総務省登録修理業者なら、修理実績も豊富で修理に使用している部品も高品質パーツを使用しており、修理後の保証などアフターケアがしっかりしているお店が多いです。そのため、修理後でも安心してiPhoneを使用することができます。
修理を依頼する際の注意点
Apple StoreやApple正規サービスプロバイダに修理を依頼する場合、修理ではなく「本体交換」となってしまう点に注意が必要です。事前にデータのバックアップをとっていなかった場合は、全てのデータを失ってしまうことになるので、事前にデータのバックアップをとってから修理を依頼するようにしましょう。
民間の修理店なら本体交換を行っていない代わりに故障箇所のみを修理することが可能なので、万が一データのバックアップをとっていなくても基本的にデータはそのままです。しかし、データが消えないという保証はないため、修理店に依頼する場合でも念の為データのバックアップはとっておくようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?以上が「iPhone8が充電できなくなる原因と対処方法について」でした。iPhone8で充電ができなくなる原因は、ライトニングケーブルや電源アダプタなどの周辺機器の故障やiPhone8本体の故障が考えられます。
iPhone8で充電ができなくなった場合は、今回ご紹介した対処法を試してみましょう。対処法を全て試しても症状が改善できない場合は、iPhone8本体が壊れている可能性が高いため修理に出しましょう。