iPhoneを使っているさいに、突然画面がシャットダウンしてしまい真っ暗になって動かなくなったという経験はありませんか?このiPhoneの画面が突然真っ暗になる症状は、「ブラックアウト」と呼ばれています。iPhoneでブラックアウトの症状が起きてしまう原因は、いくつか考えることができます。

iPhoneでブラックアウトが頻繁に起こるようになってしまった場合、iPhone本体が壊れて内部に保存されているデータが消えてしまうのではないか心配になってしまいますよね…。そこで、今記事ではiPhoneで液晶が真っ暗になる原因と対処法について解説していきます。

また、今回ご紹介する対処法を全て試しても症状が改善できなかった場合の修理豊富についても解説しますので、iPhoneのブラックアウトでお困りの方は、ぜひ今記事を参考にしてください。

「ブラックアウト」の症状に関して

iPhoneを使っていて、突然画面がシャットダウンして真っ暗になってしまい動かすこともできないという症状は、もしかしたら「ブラックアウト」かもしれません。その「iPhoneがブラックアウトしている状態」とは、どういった状態なのかについて解説していきます。

「ブラックアウト」とは、iPhoneの充電が切れている状態とは違う症状です。充電してもiPhoneの画面が真っ暗なままで、電源ボタンやホームボタン、パネルの操作が一切できなくなってしまう症状のことです。ブラックアウトの症状が起きてしまうと、なにをやってもiPhoneを操作することができなくなるため、データのバックアップも取れずに困ってしまう方も多いと思います。

しかし、iPhoneで画面がブラックアウトしてしまった原因を、今記事を読むことで探ることができるので、原因に合った対処法を試していきましょう。

iPhoneで液晶が真っ暗になる原因について

iPhoneで液晶が真っ暗になる原因はいくつか考えられます。そこで、ここではiPhoneで液晶が真っ暗になる主な原因について紹介していきます。原因によっては簡単に改善することができますので、症状を確認してみましょう。

充電が不足している

iPhoneで突然液晶が真っ暗になる原因で、まず初めに疑うべき原因は「充電不足」です。特に長年使用しているiPhoneの場合、バッテリーが劣化して電池残量が十分にある状態でも突然電池切れを起こしてしまうケースもあります。

バッテリーの劣化が進んでいるiPhoneの場合、電池残量が50%ほど残っている状態でも、アプリなどを複数使用しているだけでバッテリーの消耗が激しくなり、突然iPhoneの電源が落ちることがあるので注意が必要です。

充電不足によってiPhone本体の電源が切れた場合は、マナーボタンやホームボタンを押してもなんの反応も起きないため、まずは反応があるか確認し、反応が無い場合は充電器に繋いでしばらくしてから再度起動させてみましょう。

液晶の破損

iPhoneを誤って地面に落下させてしまったことが原因で、液晶画面が激しく割れたり損傷したりすると、ブラックアウトが起こることがあります。液晶の故障が原因かどうかを確認するには、電話を掛けるかマナーボタンのオン・オフを切り替えてみてください。

iPhoneの画面がブラックアウトした状態でも着信音が鳴ったり本体が振動する場合は、液晶画面の破損が原因によるブラックアウトだと考えられます。

水没や水濡れによる故障

iPhoneを誤って水溜りに落としてしまったり、水に濡らしてしまったときに、iPhoneが故障してしまい突然画面が真っ暗になるケースもあります。

特にお風呂などの水回りでiPhoneを使っていたり、雨に濡らしてしまった、トイレにiPhoneを落としてしまったなどの心当たりがある場合は、水没が原因で基盤がショートしてしまいブラックアウトを起こしている可能性が高いです。

ディスプレイケーブルの断線や故障

iPhone内部には、基盤とディスプレイを接続するディスプレイケーブルがあります。そのディスプレイケーブルが断線したり故障している場合や接触不良が原因でiPhoneで突然液晶が真っ暗になるケースもあります。

ソフトウェアエラー

iOSなどのソフトウェアエラーやシステムの不良、インストールしたアプリに問題が起きているなどが原因で、ブラックアウトしてしまうケースもあります。

特にiOSをアップデートした直後に画面が真っ暗になったり、特定のアプリを使用しているとき、ブラウザを使用しているときに突然画面が真っ暗になった場合は、ソフトウェアの不良が考えられます。

iPhoneの画面がブラックアウトしたときの対処法

ここでは、iPhoneの画面がブラックアウトしたときにできる対処法についてご紹介していきます。簡単に試せる方法もあるので、ブラックアウトでお困りの方はぜひ試してみてください。

充電器に繋ぐ

長年使っているiPhoneでバッテリーの劣化が進んでいた場合、電池切れが原因でブラックアウトしてしまっている可能性もあります。電池切れが原因だった場合は、iPhoneを充電することで症状を改善することができます。

iPhoneを充電して無事本体の電源が入った場合は、設定アプリより「バッテリーの状態」を確認してみましょう。

バッテリーの最大容量の確認方法

【1】iPhoneで「設定アプリ」を開きます
【2】設定アプリ内の「バッテリー」という項目を選択します
【3】「バッテリーの状態」を開きます
【4】「バッテリーの最大容量」という項目の数値を確認します
バッテリーの最大容量が80%以下にまで劣化していた場合は、バッテリー交換をおすすめします。

強制再起動する

iPhone本体の電源は入っているにも関わらず、画面がブラックアウトしている場合は、iPhoneを強制再起動することで症状が改善されるケースもあります。iPhoneを強制再起動する方法は以下の通りです。

iPhone6S以前の機種

【1】スリープ/スリープ解除ボタンとホームボタンの両方を押さえたままにします。
【2】Appleロゴが表示されたら、両方のボタンを放します。

iPhone7とiPhone7 Plus

【1】音量を下げるボタンとスリープ/スリープ解除ボタンの両方を押さえたままにします。
【2】Appleロゴが表示されたら、両方のボタンを放します。

iPhone X以降の機種

【1】音量を上げるボタンを押してからすばやく放します。
【2】音量を下げるボタンを押してからすばやく放します。
【3】サイドボタンを押さえたままにします。
【4】Appleロゴが表示されたら、ボタンを放します。

これらの方法でiPhoneを強制再起動することで一時的な不具合なら改善されるケースが多いです。方法を覚えておけば簡単にできる対処法なので、iPhoneの強制再起動の方法は覚えておきましょう。

iOSをアップデートする

iPhoneを強制再起動しても症状が改善されない場合は、iOSをアップデートしてみましょう。iOSをアップデートすることで、画面がブラックアウトしてしまう症状を改善できる場合があります。ただし、iOSアップデートの作業を行う上で、間違えて「復元」を選択してしまうとiPhoneが初期化されてしまう点に注意が必要です。

間違えてiPhoneを復元してしまうとデータも全て消去されてしまうため、念のためiOSアップデートを行う際は事前にデータのバックアップを取っておきましょう。ブラックアウトしたiPhoneのiOSをアップデートするには、パソコンを使用して行う必要があります。

iTunesがインストールされているパソコンを開き、パソコンとiPhoneをケーブルで接続します。接続した状態でiPhoneを強制再起動と同じ手順でボタンを押します。するとiPhoneがリカバリーモードに入り、「復元」か「アップデート」の選択肢がiTunesに表示されます。

間違えないようにアップデートを選択すると自動で作業が進むので、完了するまでしばらく待ちましょう。アップデートの途中でエラーが出た場合は、再度同じ方法で試してみて下さい。複数回行っても改善されない場合は専門店に修理を依頼しましょう。

ディスプレイケーブルを確認する

iPhoneの画面と基盤を繋ぐディスプレイケーブルに問題がありブラックアウトが起きている場合は、一度iPhoneを分解してディスプレイケーブルを繋ぎ直すなどの方法で症状が改善されるケースがあります。

しかし、iPhoneのディスプレイケーブルは本体内部にあるパーツなので、繋ぎ直すにはiPhoneを一度分解する必要があります。自力でiPhoneを分解しようとすると、元通りに組み立てられなくなったり、ディスプレイ以外の部品を破損させてしまったりする可能性が非常に高いです。素直にiPhone専門の修理業者に相談するようにしましょう。

対処法を試しても直らない場合

今回ご紹介した対処法を試してもブラックアウトの症状が改善されない場合は、Apple StoreかiPhone専門の修理業者に修理を依頼しましょう。Apple StoreとiPhone専門の修理業者では対応方法が違うため、自分に合った方を選ぶようにしましょう。

ここでは、Apple StoreとiPhone専門の修理業者の違いについて解説していきます。

Apple StoreやApple正規サービスプロバイダの場合

まず、「正規店」と言われるApple StoreやApple正規サービスプロバイダについて解説していきます。Apple Storeは全国にあるわけではないので、iPhoneが壊れた際ほとんどの方がApple StoreではなくApple正規サービスプロバイダに修理を依頼することになるでしょう。

Apple正規サービスプロバイダは、ヨドバシカメラやカメラのキタムラ、ビックカメラなどに入っていることが多いです。Apple StoreやApple正規サービスプロバイダでは、修理ではなく「本体交換」という方法で対応されます。

その際、メーカー保証やApple Careなどの保証さービルに加入しているかどうかによって料金が変わります。メーカー保証の期間内で、外的損傷が見られない場合など、過失の無い故障だと認められた場合は、無償で交換してもらえることもあります。

しかし、本体交換での対応となるため、iPhoneに保存されているデータは全て消去されてしまうので、バックアップを取っていなかった場合は注意が必要です。

iPhone専門の修理専門業者の場合

Apple StoreやApple正規サービスプロバイダでは本体交換での対応になるためデータを失ってしまいますが、データを残したまま修理する方法もあります。それが、iPhone専門の修理業者へ依頼する方法です。

iPhone専門の修理業者の場合、本体交換を行っていない代わりに、壊れた箇所のみを修理する「部品交換」での対応となるため、基本的にデータが消えることはありません。また、修理にかかる費用も本体交換ではなく部品交換なので、比較的安く済むケースが多いです。

更に、修理にかかる時間もiPhoneの画面交換なら最短15分で修理できるお店もあります。仕事で忙しいなど、時間に余裕のない方でも気軽に利用できる点もメリットと言えます。

原因によっては買い替えも検討しましょう

iPhoneの画面がブラックアウトしてしまった原因が、基盤の故障など修理が困難な場合は、新しいiPhoneに買い替えるのも一つの手です。基盤の修理となると画面修理に比べて高くつくケースが多く、どうしてもデータを取り出したいといった理由が無い限りは買い替えた方が良いかもしれません。

最新モデルではなく、昨年に発売された機種などを購入することで、新しいiPhoneを安く購入することができます。また、最近では不要になったiPhoneを下取りに出すこともできるため、そういったサービスを利用することで購入費用を抑えることも可能です。

日頃からデータのバックアップを

iPhoneのトラブルは突然起きます。急にiPhoneが使えなくなり、データを失ってしまわないように、普段からデータのバックアップを取るようにしておきましょう。iPhoneには、Wi-Fi環境になったときに自動的にiCloudへデータをバックアップしてくれる機能があります。

また、パソコンのiTunesに接続すれば簡単にデータのバックアップを取ることも可能です。クラウド上にデータをバックアップしてくれるアプリもあります。簡単にできるので、大切なデータを守るために普段からバックアップは行っておくと良いでしょう。

まとめ

いかがでしたか?以上が、iPhoneで突然液晶が真っ暗になる原因と対処法についてでした。iPhoneの画面が真っ暗になってしてしまうと、画面の操作はもちろん、電話やメール機能まで使えなくなります。

しかし、画面が真っ暗になってしまった原因が分かれば、簡単に対処できる場合もあります。自力で症状を改善することができない場合は、Apple StoreやiPhone専門の修理業者へ相談するようにしましょう。

Apple Storeの場合は、修理ではなく本体交換での対応になるため、データを残したまま修理したい場合は、iPhone専門の修理業者へ依頼すると良いでしょう。それでも改善できなかった場合は買い替えも検討してみましょう。

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