今秋、正式リリースされ2ヶ月が経過したiOS15ですが、6月に開催されたWWDC2021の中で発表したiOS15の新機能のうち、実は未だに提供されていない機能がいくつか存在します。
いったいどんな機能が未提供となっているのか、さっそくチェックしてみましょう。
提供されていない新機能たち
iOS15から提供される新機能ですが、2021年12月時点でも未だに提供されていない機能がいくつか存在します。
今すぐにでも使えると便利な機能は、ウォレットアプリで管理できるIDカードとルームキー機能です。
IDカード
IDカードは、iPhoneやApple Watchのウォレットに運転免許証などのカード類を、登録することができるようになるというものです。
また空港のセキュリティチェックポイントでも、IDカードが利用できるように働きかけているとAppleのVPであるJennifer Baileyが、WWDCの基調講演で述べています。
なおIDカードの機能の提供についてですが、Appleは2022年に延期されることを発表しました。また日本国内での機能提供も運転免許証などは、法律や国家の取り決めなどが必要になるでしょう。
そう考えると、日本国内での提供に関しては2022年以降になるのかもしれませんね。
ルームキー
ウォレットに追加されるルームキーの機能は、部屋の鍵をウォレットで管理できるので、Apple WatchやiPhoneでドアの鍵をかけたり、開けたりできる便利な機能です。
AppleはWWDCで、当初ハイアットホテルで利用が可能になると伝えていましたが、未だにサービスの提供日については発表されていません。
プライベートリレー機能
こちらの機能はiOS15が提供された時点で利用可能だったのですが、正式版ではなベータ版として提供が開始されました。さらに各携帯電話会社からは「サービス提供に影響が出る」として、当該機能を有効にすることを推奨していませんでした。
こちらの機能は基本的に、Webサイトの閲覧中にユーザの情報を保護するための機能です。この動きからVPNで保護されたネットワークのような雰囲気に似ているのかもしれません。いったいいつ頃、ベータ版というラベルが削除されるのかは不明となっています。
Appleは当該機能を、どのような形で提供するのでしょうか。
他にもまだまだある新機能
iOS15で提供される機能として実装されていないのは、CarPlayでサンフランシスコやニューヨークなどの都市部にあるランドマークなどの詳細を探索できるようになったり、故人が管理していたiPhone内部の写真などのデータにアクセスできるようになります。
こちらはiOS15.2から提供されるかもしれないので、そろそろ利用できるようになると思われます。
このように新機能がまだまだ未提供のものがあったり、提供されていてもベーダ版だったりしています。いつになったらiOS15の全機能が利用できるようになるのか、その日を首を長くして待つことにしましょう。
Source&Photos:9to5mac