国内ではあまり報じられないかもしれませんが、海外ではiPhoneやApple Watchが人命救助に一役買ったいうニュースが報じられています。
凍てつく川に落ちた青年の命は…
アメリカはアイオワ州で起きた事故を、現地メディアであるKIMT Newsが報じました。事故にあったのはガエル・サルエドさん(18)で、彼はいつもどおり地域コミュニティ・カレッジに車で向かっている途中、凍っていた道でハンドル操作を誤りコントールを失った車は、近くを流れるウィネバゴ川に落ちてしまったのです。
道が凍るほどですから、川はもちろん凍っており氷が浮かんでいる状況です。ガエルさんは途中で右折したあたりから、記憶がはっきりとせずにぼんやりとした状態だったそうで、これから自分はどこへ行くのか、これからどうしたらいいのか判断ができなくなっていました。
ただこのままでは死んでしまうと思ったとき、我に返ったガエルさんは車が川が沈むことを防ぐために窓を開けます。
その後、iPhoneから救助を求めようと電話をかけようとしたのですが、車が川に落ちたショックでiPhoneが車内のどこかに行ってしまい見つかりません。
すでに車内への浸水がはじまっていたため、iPhoneを探している暇はないと判断したガエルさんは、とっさに「Hey Siri、911へ連絡」と声を出します。するとSiriが応答をしてくれて、無事に911へ連絡をすることができガエルさんは一命をとりとめたのでした。
あなたはSiriを有効にしてますか
iPhoneを利用している人は、Siriを有効にしておくことをオススメします。なぜなら今まで、声でSiriを呼び出して九死に一生を得たという人の話は、たくさん聞いているからです。そんな必要はないと思ってしまうかもしれませんが、火事や怪我などで身動きが取れないとき声だけでSiriが呼び出せるのは本当に安心することでしょう。
他の海外から届いたニュースの中には、小さな子が倒れた母親を助けるために母親の指を使ってiPhoneのロックを解除して、Siriを使って911へ連絡、母親の命を救ったと報道されたことがあります。小さな子供でもSiriを使えば、たとえ使い方がわからない操作であった場合でも、電話をかけたりすることができるのです。
だからこそ、「声でSiriを呼び出せる機能」をオンにして、どんなことがあっても対応できるようにしておく必要があるのかもしれません。
備えあれば憂いなしですからね。