WWDC2020のなかで発表されたiOS14ですが、前回お伝えしたとおりSiriが大きく変わります。

 

それはSiriを呼び出した時にフルスクリーンならない新しいインターフェースが用意されたり、音声メッセージを送ったりすることができるようになります。

 

そんなSiriですが、もっとも大きな変化は「通訳」ではないでしょうか。

Siriに搭載された会話型翻訳機能

これまでのSiriでは、文章や単語などを翻訳する機能は搭載されていました。

 

だからSiriに「今何時を英語で」といえば英文をテキストで表示し、発音を聞かせてくれます。ですが利用している人が求める機能は「外国語の会話」を通訳してものではないでしょうか。

 

Appleはこの外国語間の会話を通訳する機能をiOS14にアプリとして搭載します。

しかも通訳機能はオフラインでも使え、プライバシーもしっかりと守られている安心に利用できるアプリであるとWWDC2020の中で説明されていました。

 

通訳できる言語は11言語で数が多く、さらにiOS14のリリース後には増えていくとのことです。

会話で使えるモードへの切り替えも簡単で、iPhoneを横向きに持ち直すだけで切り替わります。

会話モードとは

会話モードでは画面が左右に分かれ、それぞれ聞き取った言語を翻訳した結果がテキストで表示されるので、どちらを見ればいいのかは一目瞭然です。

しかも交互に会話をする必要はないため、画面にはマイクアイコンが一つしかありません。マイクアイコンをタップして話はじめるれば、話している言語を自動で聞き分け翻訳した結果をテキストで表示してくれるのです。

 

これなら海外に出かけたときも「渡航先の言葉がわからない」と慌てることはなくなるでしょう。なぜならこの通訳機能がオフラインでも利用可能だからです。

 

渡航先のデータ通信についてですが、国内で利用しているのとは違いかなり高額になってしまいます。また海外でもローミングに対応していない地域も多く、必ずしもインターネットや通信ができるとは限らないのです。

 

だからこそオフラインでの利用が、会話モードを使う上で最大のメリットといっても過言ではないでしょう。

 

この会話モードはiOS14にアップデートしたあと、まっさきに使ってみたい機能の一つですね。

 

その他にもiOS14のSiriは、これまでにできなかった機能を実現します。

Siriの画面変更

Siriで天気を確認したときもSiriのフルスクリーンの画面に表示されていた情報も、バナーのような表示方法に変わります。

WEBサイトを開いた状態でメモやリマインダーへの登録がより一層、簡単にできるようになるのでちょっとしたメモを取る使い方が増えてくるでしょう。

 

iOSの進化と共に大きく進化するSiri。ますますiOS14の正式リリースが待ち遠しいですね。

 

 

Source:WWDC2020(Apple)

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