ここ近年、3月に開催されていたAppleスペシャルイベントは、発表するデバイスによって開催する場合もあれば、開催せずに公式サイトでひっそり公開され、それをもって正式発表とするケースが多くなっています。
2021年初となる3月のAppleスペシャルイベントは開催されるのか、もし開催されるとしたらどのようなデバイスが発表されるのでしょうか。
2021年3月のイベントは23日に開催
著名なリーカーのジョン・プロッサー氏を筆頭に多くのリーカーたちが、Appleスペシャルイベント開催までのスケジュールについて、SNSやYouTubeなどを使って公開しています。
リークされた情報によると、Appleは3月16日にイベント開催の日時や開催方法の発表を行い、それにあわせて各メディアや関係各所にイベントの招待状が送られます。そして3月23日にイベントが開催され、新しいデバイスのお披露目となるわけです。
おそらく今年も、新型コロナ感染症拡大防止の観点からオンラインでの開催になるでしょう。
イベントで発表されるデバイスは
3月23日に開催されるイベントでは、次の3つのデバイスが発表されるとリークされています。
新型iPad ProとiPad mini
Appleスペシャルイベントでは12.9インチの新しいiPad Proと、デザインが変わるiPad mini(第6世代)が発表されると予測されます。新iPad Proでは、以前から噂されていたミニLEDが搭載されることで、今まで以上により鮮明な画像を再現することが可能になります。
ミニLEDは、8Kに向けたiPadに必要な進化なのかもしれません。また搭載されるCPUは、Apple siliconを搭載したMacBookと同等のスペックになるか、それを超えるスペックになるともいわれています。
そしてもう一つの噂として、iPad miniにも新しいモデルが登場します。しかもこれまでのような7.9インチではなく、8.4インチのディスプレイを搭載したモデルになるといわれています。
ただiPad Air(第4世代)のような電源ボタン式Touch IDではないため、ディスプレイ下には厚めのベゼルと、ホームボタンが搭載されるようです。
AirPods(第3世代)
これまでの情報からAirPods3のデザインは、AirPods Proのようなイヤーチップを交換できるデザインに変更されるといわれています。また最近、低価格のワイヤレスイヤホンでも採用することが多くなってきたアクティブノイズキャンセリング機能については搭載しないようです。
なおAirPods3は発売価格までリークされていて、AirPods Proよりは20%安く199ドル(約21,800円)になるといわれています。ノイズキャンセリング機能のついたAirPods Proの後継モデルも、そろそろ登場すると噂されていることから、少し待って購入するか決めた方がいいかもしれませんね。
AirTags
Appleの紛失防止タグAirTagsですが、使い方によっては便利なデバイスになることは間違いありません。
例えばバイクや自転車に取り付けておけば、盗難にあっても発見される可能性が高くなるし、自宅の鍵や財布につけておけば、どこにしまったか焦りながら探す必要がなくなります。
すでにiOS14.5のベータ版からもiPhoneを探すに、「モノ」を探すという新しい機能が追加されたとリークされています。そのことからイベントが開催された場合、登場する可能性はかなり高いといえるでしょう。
イベント後の行動
Appleスペシャルイベントで発表されたデバイスは、ここ近年、イベント当日か週末までには予約受付を開始するケースが増えています。このタイミングを逃すと、例え欲しいと思っても数週間から数ヶ月待たないと入手できないことになります。
過去に発売されたAirPods(初代)やAirPods Proは、イベントで発表されてから手に入るまで半年近くかかりました。本当に欲しい時は裏技的な購入方法もありますが、いつでもすぐに購入できる状況になるには1年程度はかかると考えた方が良いでしょう。
イベントではどんなデバイスが発表されるのか、期待しながら3月16日の開催宣言を待つことにしましょう。
Source&Photos:9to5mac