iPhone SE(2022)がリークされていた頃、搭載されるバッテリー容量が増えて、寿命が伸びることが伝えられていました。ですがAppleはiPhoneに搭載されるバッテリー容量は公表せず、ビデオ再生が最大で15時間、音楽再生が最大で50時間再生可能とスペックでしか表現されていません。
そんなiPhone SE(2022)に搭載されたバッテリー容量が、PBKreviews動画が公開した比較動画から判明しました。どの程度バッテリー容量が増加されたのか、iPhone SEの購入を検討されている方は気になる情報といえるでしょう。
iPhone SEに搭載されたバッテリー容量は2,018mAh
前述した通り以前からAppleは、バッテリー容量をスペックでしか表現されていないため、Repair関係の情報を公開しているiFixitが分解する過程で確認された情報を待つか、本体を購入した後にベンチマークアプリで計測するしかありません。
なお、iPhone SE(2020)はビデオ再生時間が最大13時間、音楽再生が最大で40時間と表記されて、ビデオ再生は2時間、音楽再生は10時間ほど性能差をつけられてしまいました。
iPhone SE(2020)に搭載されたバッテリーは、1,821mAhで、iPhone SE(2022)は2,018mAhと、容量さは197mAhしかありません。大きな差があるわけではないにも関わらず、スペックで表現されているほどの違いがあるのはなぜでしょうか。それには、iPhone SEに搭載された5Gモデムに謎が隠されていたのかもしれません。
なお、新しいiPhone SEには、Qualcommのsnapdragon X57モデムが搭載されています。このモデムはQualcommの公式サイトに、詳細スペックが掲載されていないことから、Apple向けに開発されていたモデムを、5Gでどうしてもバッテリーの消費量が多くなってしまう点をカバーできるようにカスタマイズされたモデルではないかと思われます。
それ以外にも、iOS15のバランスの取れた調整が、無駄なプロセスを制御することでバッテリーの寿命を伸ばしているのかもしれません。さらにA15チップセットの省電力性能は、iPhone13シリーズで証明されていることから、iPhone SEにも受け継がれていることが理解できますね。
チップセット性能もバッテリー寿命を伸ばす結果に
iPhone SEの気になるバッテリー寿命は、今回伝えられたバッテリー容量だけでは表現できないA15チップセットや前述したモデムのカスタムモデルの使用などから、1日使用しても安心できる性能といえるでしょう。
これならバッテリー寿命が心配で手を出せなかったユーザも、購入してもインターネットやゲーム、iPhoneを充分に堪能することができるモデルといえます。
Source&Photos:MacRumors