マスクが手放せなくなった昨今、iOS15.4がリリースされるまで、Face IDしか搭載していないiPhoneは不便なモデルというイメージが付いてしまいました。

 

その汚名を返上するため、AppleMacで採用したApple Watchでロックを解除する仕組みを、iPhone向けにリリースしたのですが、Apple Watchを持っていないユーザからは不満の声が上がってしまいます。

この頃からリーカーや著名なアナリストの間では、次期モデルでディスプレイ下にTouch IDが配置されたモデルが出るというリークが広がり始めました。ですが現実は、搭載されないまま2022年を迎えてしまったのです。

 

これからのモデルにTouch IDが搭載されるのかについて、著名なアナリストのミン・チー・クオ氏がTwitterで次のようにコメントしています。

 

iPhone14以降にTouch IDが復活するのか

クオ氏もiPhone14以降のモデルで、ディスプレイ下にTouch IDが配置されたモデルが登場することをリークしていた一人ですが、Twitterで次のようなコメントを投稿しています。

 

クオ氏のコメントは、これまでの予測を覆す「Touch IDは搭載されない」という内容です。

2023年と2024年に発売される新しいiPhoneには、アンダーディスプレイのTouch IDは採用されていない可能性がある。マスクをしていても認証が可能になったFace IDは、優れた生体認証システムだ」

 

おそらくAppleiOS15.4でリリースしたマスク対応のFace IDで、充分なユーザニーズに答えたと判断していると思われます。ただ、こちらも以前からお伝えしている通り、対応モデルが2つしかないため、多くのユーザが「Face IDに不便さを感じなくなった」というわけではありません。

 

少しでもTouch IDが復活する可能性はないのでしょうか。他のアナリストやリーカーの情報も確認してみましょう。

 

マーク・ガーマンやジョアンナ・シュテルンも…

これまでも多くの情報をリークしてきたBloombergのマーク・ガーマンや、The Wall Street Jarnalのジョアンナ・シュテルンは、「AppleiPhone13モデルでアンダーディスプレイTouch IDをテストしたが、このアイディアを進めないことを決定したようだ」と述べています。

 

またiPad Airで採用された電源ボタン統合式Touch IDですが、iPhoneには同タイプのTouch IDを搭載したモデルはありません。クオ氏が2019年頃にリークした5.5インチまたは6.1インチディスプレイを搭載のiPhone SE Plusには、同タイプのTouch IDが搭載されるだろうと伝えています。

 

これらの情報をまとめると、フラグシップとなるiPhoneにはアンダーディスプレイTouch IDや電源ボタン統合式Touch IDは搭載されず、Face IDの配置方法が変わる可能性があります。さらに今後、発売が期待されているiPhone SE Plusには電源ボタン統合式Touch IDが搭載となります。

 

まだ収まらない新型感染症の世界規模でのまん延は、いつになったら収束するのでしょうか。そしてマスクをしなくても出かけたり、食事ができたりできる日はいつ来るのでしょうか。

 

期間はわかりませんが、しっかり予防対策を行い、iPhoneを便利に使いこなして行きましょう。

 

 

Source:Twitter/郭明錤 (Ming-Chi Kuo)MacRumors

Photos:MacRumors

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