Appleが開発したApple Watchは、一度使うとその便利さに、手放すことができなくなるデバイスといっても過言ではないでしょう。
そんなApple Watchに、新たな機能を追加しようと考えているようで、それに伴う特許を取得したことを海外情報メディアpatently appleが伝えています。
Apple Watchにカメラを搭載!?
Appleは2019年にも、Apple Watchのバンド部分に回転可能なカメラを搭載するといった特許を取得したことがあります。
ですが、現在発売されているApple Watchにカメラの搭載は実現していません。特許を取ったとしても、さまざまな理由から実現できないことはありますが、今回の方式ではできる可能性があるかもしれません。
そんな実現が難しいと思われるApple Watchへのカメラ搭載に関して、今回はDigital Crown部分にカメラを統合したデザインに変更されたため、腕にしていても撮影しやすいデザインといえるでしょう。
状況に応じてバンドから取り外し可能に
たとえDigital Crownにカメラを統合したといっても、Apple Watchを装着している手が写ってしまう可能性があります。
そんな問題もAppleは想定済みで、今回の特許では腕に装着した状態から、Apple Watchだけを取り外して好きなシーンで撮影できるような設計になっています。
ただ、Digital Crownサイズのレンズとなると、あまり綺麗な写真撮影はできないと考えた方が良いかもしれません。なお、取り外しができる点から、FaceTimeでビデオ電話をいつでもどこでもできるようになるのは面白いかもしれませんね。
こんな便利なApple Watchを使ってみたいので、数年後のカメラ搭載モデルに期待しましょう。
健康デバイスとしての特許を同時に取得
カメラ搭載Apple Watchのインパクトが、もうひとつ取得した健康に関する特許をあまり目立たせなくしてしまいました。
Appleが取得した健康に関する特許は、Apple Watchとの接触面でApple Watchにかかる力を計測するというものです。
この力の計測値を使って、バンドの機密性や装着しているユーザの血圧、体脂肪を計測、アレルギー反応や水分の補給具合、浮腫や腫れの具合なども計測が可能になるというのです。
この中のどれかを実現する内容が記述されていることから、今後のApple Watchはカメラ撮影によって新たな便利さを手に入れ、健康を追い求めるユーザのニーズを満たし適切に管理できるデバイスに進化することになりますね。
Source&Photos:patently Apple