2019年9月20日、iPhoneが発売されてまだ2ヶ月も経過していないタイミングで、Appleの動向に詳しい著名はアナリスト、ミン・チー・クオ氏が、2020年に登場する次期iPhoneについて、ちょっと不安になる情報を海外情報サイトがピックアップして紹介しています。

不安!2019年より400ドルも高額になる!?

クオ氏が公表したレポートには、2020年に発売される次期iPhoneのすべてのモデルが次世代通信規格5Gに対応するといわれています。この5G対応がiPhoneの製造コストを約35%引き上げ、本体の大きさも約10%アップするといわれています。

この試算は、iPhone11 Pro/11 Pro Maxをベースに5G化させた場合を想定しています。サムスンでは、最新スペックであるGalaxy S10を同じように5G化させた場合、約400ドルの値上げが必要になるようです。

この400ドルですが2019年11月6日の為替で計算すると約43,700円となり、現行で発売されているiPhone11 Pro(256GB)の場合は、166,500円とiPhone11 Pro Maxの価格と同じぐらいに鳴ってしまいます。ということはiPhone11 Pro Maxが5G対応となると、20万円を超えるモデルになるということになります。

これではせっかくiPhone11 Pro/11 Pro MaxやiPhone11で、前モデルよりも価格が押さえられたのですが、またもや高額になりすぎてしまうため国内では気軽に機種変更できるようなモデルではなくなります。まして2019年10月から施行された電気通信法で、これまでのような大幅な値引きができなく市場で、20万円に達してしまうようなガジェットに軽々と機種変更できるわけがないでしょう。

Appleはそれでもコストダウンをする!?

確かに次期iPhoneもOLEDを搭載したり、カメラ数の追加をしたり、様々な面で2019年に発売されたモデルよりは確実にスペックしてくるはずです。そうなったときに、5G化に関するロジックボードのデザインや、通信用モデムなどのパーツを追加することにんまり、どうしても販売価格が400ドルもアップしてしまうと、販売数が伸び悩んでしまう結果が目にみえているといっても過言でありません。

このままでは、全世界的に販売台数が振るわず大きな痛手を負ってしまうとAppleは考え、何かしらの対応策を講じてくることでしょう。そして試算された400ドルの値上げにはならないように、様々な調整を行い価格を納得ができる価格帯に収めてくることでしょう。

少なくとも新規格の機能を搭載してくる以上は、それなりのコストが掛かることは避けて通ることはできないでしょう。できれば値上がりせずに、価格が据え置きで性能アップできれば一番だと思いますが、必要最低限の値上げは覚悟しないといけないのかもしれませんね。

images : Apple

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