7月15日未明、AppleはiPhoneやiPad向けOSのアップデートの配信を開始しました。アップデートするとお使いのiPhoneやiPadは、iOS/iPadOS13.6になります。
今回のアップデートの目的は何かを、チェックしていきたいと思います。
iOS13.6に搭載!デジタルキーでiPhoneが車の鍵になる
WWDC2020の中で紹介された車のデジタルキーは、iPhoneをドアに近づけると解錠され、専用の充電パッドの上にiPhoneを置くと車のエンジがかかるというものでした。
この機能はiOS14としての機能として紹介されていたことから、正式版がリリースされる今秋まで待たないといけないと思っていたので、ちょっと驚きのアップデートといえるでしょう。
Appleもいち早くユーザに、この便利さを体験して欲しかったのではないでしょうか。
ただデジタルキーに対応している車種が少ないため、本当に一部の人しか味わえない新機能となります。いつの日か世界を走るすべての車がCar Playとデジタルキー対応になれば、iPhoneで車の貸し借りまで簡単にできる便利な世の中になることでしょう。
その他の変更点
以前、iOS/iPadOS13.6のベータ版から発覚したOSアップデートの方法を選べるようになるという記事を公開しました。
この機能について、iOS/iPadOS13.6で確認することができたのです。(参考:iOS13.6beta2で判明!iOSの自動アップデートがちょっとだけ変更に)
今まではiOS/iPadOSの最新版が配信されると、ダウンロードまで終わった状態でインストールするかを尋ねてくるようになっていました。選択肢としインストールするしかなく、使っているアプリが対応するまでアップデートをせずに様子を見たいという人には適さない方法だったのです。
今回のアップデートで 自動でダウンロードとインストールが分かれたので、ダウンロードをしておいて後から自分のタイミングでインストールすることができるようになりました。
従来通りダウンロードからインストールまで、自動で行うこともできるので、面倒な手間はかかりません。またどちらも自動で実行しないということも選べるようになりました。アップデート後は、「自動でダウンロードしてインストールしてしまう」状態になっています。
それは困るという方は「設定」>「一般」>「ソフトウェア・アップデート」にある「自動アップデートをカスタマイズ」から設定するようにしましょう。
バグ修正も含まれている
iOS/iPadOS13.6には、これまでに見つかったバグや改善などが含まれています。詳しいことはリリースノートに記載されているので、気になる方はチェックしてください。
デジタルキー対応に伴い、 Apple Watch向けのwatchOSもアップデートが配信され最新では6.2.8になります。一部の国では心電図計測ができるようになったのですが、残念ながら日本ではまだ先になりそうです。
あとはバッテリーの消耗など、日々使ってチェックして問題ないかをお伝えして行こうか思います。
Source&Photos:Apple、WWDC2020