iPhoneを利用している人の中には、iOSのアップデートが来るたびに「またか」や「面倒臭い」と実施されていない方も多いのではないでしょうか。
Appleは少しでも面倒なアップデートをしやすくするために、iOSに自動アップデート機能を追加しましたが、それでもすぐにアップデートすると対応が間に合わないアプリが使えなくなってしまう恐れがあるため、自動アップデート機能でさえオフにされている方も多いと思います。
ですがこのちょっと面倒なiOSのアップデートの方法が、iOS13.6から少しだけ変更が入るようです。
iOS13.6beta2から発覚した自動アップデート機能の詳細
現在、開発者向けに配信されているiOS13.6beat2から、自動アップデートの方法に変更されていることがわかりました。
現在の自動でアップデートでは、自動アップデートをオン/オフにすることしかできませんでした。この機能をオンにしておくと、データのダウンロードが終わると夜間の間にアップデートを自動で行うというものです。
ですがiOS13.6からは次の2パターンから、設定を行うことができるようになります。
「Download iOS Updates」
アップデートのデータのみをダウンロードしておき、インストールのタイミングは利用者が選べる設定です。
「Install iOS Updates」
こちらの設定を有効にすると、アップデートのデータをダウンロード後に、インストールを始めることができます。
これは今までの自動アップデートと同じで、データのダウンロードが終わると充電器と接続されている状態を確認して、利用していない時間帯にアップデートを実行します。
こんな使い方もできる
アップデートデータをダウンロードしておいて、いつでも好きなタイミングでアップデートできるようにしておけば、インストールしているアプリが新しいiOSに対応した時に簡単にアップデートすることができます。
別にその必要はない人は、両方の機能を有効にしておけば、これまでと同じように自動でアップデートすることが可能です。
なおこの設定はデフォルトで「有効」になっているので、自動でインストールするのは嫌だという人は、設定を変更する必要がありますね。
AppleとしてはこれまでiCloudでバックアップを取れるようにしたり、夜間のiPhoneを利用していない時間帯を使ってiOSをアップデートしたり、いろいろな方法でアップデートを簡単にできるような工夫を行なっています。
アップデートは新しい機能の追加だけではなく、すでに抱えているOSの脆弱性を修正するために必要なものです。安心してiPhoneを利用するためにもiOSをアップデートするようにしましょう。
Source&Photos:MacRumors