2021年も6月を目前に迎え、リークされる情報もこれまでのコンセプト・デザインや機能やスペックの詳細から、サプライヤーからの製造状況やモジュールなど、リークされる詳細がより現実的に変わっています。

 

そんな中、iPhone13に採用されるディスプレイやCPUの生産が始まったことを、海外情報メディアが伝えています。

 

ディスプレイ生産担当はSamsungLG

iPhone13で採用されるディスプレイは、Proモデル向けにSamsung、非ProモデルはSamsungLGが生産を担当、すでに生産を始めています。

Samsungが生産するProモデル向けのディスプレイは、リフレッシュレートが120Hzであることと、Apple Watch series5から採用されたリフレッシュレートが変更できるLTPOディスプレイです。このLTPOディスプレイの採用は、iPhone13Proモデル向けに新しい機能「常時点灯モード」の実現に期待が集まっています。

 

また非Proモデル向けのディスプレイは、Samsung5月中旬にOLEDパネルの生産を開始しています。LGSamsungより数日遅れてしまいましたが、同月に生産を開始しました。

 

ただ昨年発売されたiPhone12は、新型コロナウイルス感染症によるロックダウンの影響を受け、モデル別で発売時期が10月と11月に分かれてしまいました。

 

今年も新型コロナウイルス感染症の影響を受けることを見込んでいたため、昨年と比べても生産開始時期は1ヶ月近く早くなっています。

 

A15チップセットの生産も開始

iPhoneに搭載されるチップセットの生産を担当しているTSMCは、昨年iPhone12シリーズに搭載したA14チップセットと同じプロセスで製造されたA15チップセットの生産を開始しています。

これによりiPhone13シリーズは、パフォーマンスやグラフィック性能、電力効率が大きく向上するため、新しく搭載される機能やスペックをしっかりコントロールできるパワフルなチップセットになるでしょう。

 

今年も発売が遅れるのか

各サプライヤーが昨年よりも早い時期に製造に取り掛っていることから、発売時期を遅らせるといった状況になる可能性は低いだろうと、Appleの動向に詳しいアナリストのミン・チー・クオ氏は語っています。

今年は、例年通り9月に開催されるAppleスペシャルイベントでiPhone13のお披露目と発売が発表できるのか、各サプライヤーの頑張りにかかっています。

 

 

Source:apple insiderMacRumors

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