Apple Watchにさまざまな健康管理機能や、緊急時に自動で緊急ダイヤル(119)へ連絡するといった機能が搭載され、年々進化を遂げてきました。
そんなApple Watchに、九死に一生を得たというニュースが、海外で注目を集めています。
2度目の救出劇
今から2年前、自転車で転倒したプファウさんは、意識を失ってしまいました。そして気がつくと、救急車の中で目を覚まします。本人には通報した記憶がなく、「なぜ救急車が」とわからなかったようです。
この当時、発売されていたApple Watchには、装着者が転倒して60秒動かないことを検知すると、緊急ダイヤルへ通報する機能が搭載されていました。この機能がプファウさんを救ったのです。
そして2021年7月、プファウさんを2度目の悲劇が襲います。ある日の朝、バスルームに向かうプファウさんは、足元がおぼつかず転倒してしまいました。この時もApple Watchは転倒を検知し、緊急ダイヤルへの通報をするところでした。
意識があったプファウさんが通報を停止します。ですが、この時、額を割って相当な量の出血をしており、すぐに身動きの取れなくなったことを、妻にApple Watchからメッセージを送ると救急車を手配し、無事に病院へ搬送されたのでした。
なお、プファウさんは額を9針も縫う大怪我だったのですが、もっと深刻だったのは椎骨の骨折で、4日間集中治療室に入院することになったのです。
ここでApple Watchがなければ、倒れたまま救急車も呼べず最悪な結果を招いていたかもしれません。
こうしてプファウさんは、2度に渡りApple Watchによって命拾いしたのでした。
進化を遂げるApple Watch
「欲しいけど」と躊躇する方が多いApple Watchですが、ここ近年の進化は目まぐるしく、装着したユーザをあらゆるシーンで補助したり、健康面を管理する機能が搭載されています。
また2021年はデザインの変更や、セルラーモデルの5G化がリークされ話題となっています。Apple Watch Series7は、血糖値の測定が可能になるともいわれています。
他にも、今秋リリースされるwatchOS8にも、どんな機能が追加されるのか、今から気になってしまいます。
Apple Watchを自分で使うのもいいですが、遠くに住む両親のことが心配な方は、誕生日などにiPhoneと合わせてApple Watchをプレゼントしてもいいかもしれませんね。
Source:Boston Globe