毎年、新しいiPhoneが発表されてから発売日にかけて、各家電量販店や携帯電話ショップは忙しくなります。予約受付で利用するQRコードを印刷したポスターやチラシ、発売前日にはAppleの指示書通りに配置された展示用ブースの設営など、人目につかないようにやらなくてはならないこともあります。
そんな中、一つだけ疑問に思うことがあります。それは「新iPhone用のケースやディスプレイ保護シート」が、発売日に同時購入できることです。ここ最近ではイベントのあった週の週末を予約日に、翌週を発売日とすることが多く、製造している会社がどんなに設備が整っていたとしても10日前後で製造から配送までできるとは思えません。
いったい、どのようなカラクリがあるのでしょうか。
発売と同時にケース・保護シートを購入できるカラクリ
iPhoneは一見すると似たようなデザインを採用していますが、iPhone11とiPhone12ではサイド部のデザインが大きく変わっています。iPhone12からサイド部がフラットに変わったため、iPhone11で販売されているケースは流用できません。
サイド部が同じフラットなiPhone13も、iPhone12より厚みが増し、カメラのレンズが突起しているためケースを流用することはできません。流用できたとしても、せっかく購入したiPhone13のカメラレンズが傷つくだけです。
またはAppleから発表されるまでiPhoneのデザインが変わる可能性もあるため、ケースや保護シートを作成しているメーカーは、リーク情報を元にケースを製造するのも難しいと思われます。このカラクリを解決するため、ケースのメーカーに問い合わせをした強者をいるようですが、いつまで待っても返事がなく、いつの間にか立ち消えてしまったようです。
そしていろいろ調べた結果、iPhoneを製造している中国に工場を持つ大手サプライヤーから、発売前になるとiPhoneの設計図が流出されているという情報を掴んだ記者がいました。確かにiPhone13のときはリークされたCADデータを元にモックを製造したYouTuberがいましたが、高い完成度の驚きを隠せませんでした。
また本当に発売されたモデルとあまり変わらないデザインだったのを考えると、iPhoneの設計図がリークされていることはおそらく真実なのでしょう。
今年もiPhone SEやiPhone14の発売前に
年内に発表されるiPhone14は、iPhone14/14 Maxがこれまで同様にノッチがあり、iPhone14 Pro/14 Pro Maxはパンチホールカメラに変わるとリークされています。またiPhone14 Maxという新しいモデルも登場するため、ケース情報もいつもより早めに流出する可能性が高いと思われます。
またiPhone SEもサイズが変更されるのではないかともいわれているので、新モデルが発売される1ヶ月前ぐらいから、CADデータの流出が散見されるようになるかもしれませんね。
そんな情報が出始めたら、年内に新しいiPhone SEやiPhone14のカメラデザインがどう変わるのかなど、いろいろな情報を読み取ることができるでしょう。
Source:PRESIDENT