普段、iPhoneを利用していると、気になるのがバッテリー残量ではないでしょうか。万が一、バッテリー残量が0にならないように、モバイルバッテリーを持ち歩いたり、充電ケーブルとアダプターを持ち歩いたりして、コンセントを借りれる場所を探したことはないでしょうか。
そんな用意ができずにバッテリーがなくなってしまったとき、慌てずに対処できるように「バッテリーがなくても、どのような機能が利用できるか」を、把握しておきましょう。
バッテリー切れでもできること①エキスプレスカード取引
ウォレットに設定したクレジットカードやIC系電子マネーカードは、利用するたびに認証する必要があります。ですが、毎回の認証を省略できるエキスプレスカードに設定することで、カードを便利に使えるようになるだけではなく、バッテリーが切れてしまったときに緊急事態でもカードを利用できるようになります。
バッテリーが切れてしまった環境でも、エキスプレスカードとして登録されているカードは、そのまま利用することができます。
- 指定された支払いカードや、トランジットカード
- 学生IDカード
- 車のキー
- ホームキー
- ホスピタリティや企業アクセスカード
なお、エキスプレスカードに設定できる機能は、すべてのiPhoneで利用できる機能ではありません。利用できるモデルも決まっているので、チェックしておきましょう。
- iPhone SE(2世代以降)
- iPhone XR
- iPhone XS/XS Max
- iPhone11/11 Pro/11 Pro Max
- iPhone12/12 mini/12 Pro/12 Pro Max
- iPhone13/13 mini/13 Pro/13 Pro Max
バッテリー切れでもできること②Find My
iPhoneには、どこにおいたかわからなくなったときのために「Find My」という機能が用意されています。
これはどこかにiPhoneを置き忘れたときや、誰かがあなたのiPhoneを盗んで電源を切った場合でも、iPhoneを探す「Find My」を使えば、どこにあるかを探し出すことができます。
さらに素晴らしい機能として、アクティベーションロックが有効になっている場合、誰かがあなたのiPhoneを工場出荷状態にリセットしてもFind Myで探し出すことが可能です。
これなら、バッテリー切れでも慌ててiPhoneを探し出す必要はないかもしれませんね。なお、Find Myを使ってiPhoneを探すときは、パソコンからiCloudサイトへアクセスして、Apple IDでサインインすればFind Myを利用することができます。
また、2要素認証が利用できなくても、Find MyとApple Payの停止は可能です。
必ずiOSはアップデートをしておこう
紹介したバッテリー切れでも利用できる機能は、対応のiPhoneモデルだけでは十分ではないことがあります。
特にFind MyはiOS15がインストールされている必要があり、しっかりアップデートされているのであれば、iPhone6Sを見つけることができます。ただ、エキスプレスカードの設定は対象モデルであることが条件になるため、iOSをアップデートしても利用することができません。
バッテリー切れの状態でも利用できる機能をわかっておけば、iPhoneを利用する際にバッテリーを気にするようになるし、使いすぎてバッテリー切れという状況になっても、慌ててコンビニで簡易的な充電バッテリーを購入する必要もなくなりますね。
Source:iDrop News