2007年に開催された『MacWorld Expo 2007』にて、故スティーブ・ジョブス氏がiPhoneを発表してから10年の時が過ぎ、今までのiPhoneの集大成として登場したiPhone X。
iPhone Xは、顔認証の「Face ID」を搭載するなど様々な新機能を身にまとい、従来のホームボタンやTouch IDをとりやめて、インターフェースを大きく変えました。
今回は、そのiPhone Xの特筆すべき特徴についてご紹介していきます。

操作の仕方が基本的に変化した

iPhone Xで、まず大きく変化したのがホームボタンの消失です。
正面をすべてディスプレイになりました。
iPhoneの操作のため、ホーム画面の表示は画面下部のバーの部分を上にスライドすることで、画面はタスク表示に替わります。
そして、コントロールセンターは、画面右上から下にスライドすればOKという簡便な方法となりました。

画面の美しさに驚きがある

iPhone Xのディスプレイは、液晶ではなくOLED(有機発光ダイオード)を採用しており、抜群に美しい画面を表示します。
従来の液晶画面は、背面にライトが入っていて光っていることから、どうしてもややグレー気味の画面となりましたが、OLEDは画素ひとつひとつが発光するので、色が鮮やかに表現できるようになっています。
また、OLEDは電力消費が少ないので、バッテリー駆動時間のアップに貢献しています。

カメラ機能も進化

カメラの画素数は、1200万画素とiPhone7などと画総数は同じですが、望遠側に光学手ぶれ補正機能が追加されています。
また、暗い場面での撮影にもカラーフィルターが変更されたため、色合いがより鮮やかで背景の白飛びもかなり削減されました。
そしてインカメラも、ポートレートモードが利用できるようになりました。

顔認証の精度の良さに驚き

iPhone Xの生体認証には指紋に変わり、Face IDと呼ばれる「顔認証」機能が採用されました。
顔認証の登録は、3万以上のドットを顔に照射し、顔の形を立体的にデータ化しています。
また赤外線イメージでも認識が可能となり、暗い場所でも認識できるようになっています。
メガネを掛けていてもサングラスを掛けていても認識され、指紋センサーよりも素早く快適に利用できますので、顔認証の早さと正確さは、非常に制度がよいといえるでしょう。
iPhone 8があまり進化しなかった分、デバイスの質感も申し分のないiPhone Xの進化には驚きを感じます。

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