先日開催されたGalaxy UNPACKED 2020で発表され、国内ではauが独占販売する折りたたみ式スマートフォン『Galaxy Z Filp』。世界ではMotorola Razerという折りたたみ式のスマートフォンも発売され、賛否両論はありますが続々と新技術を使ったモデルが市場に投入されています。

 

そんな中、MMD研究所がスマートフォンを選ぶときのポイントなどを調査し、まとめた結果の報告を公開しました。その結果から消費者が求めているスマートフォンの真の姿が見えてきたのです。

調査の内容とは

MMD研究所が行った調査内容は『スマートフォンの本体に関する意識調査』で、対象は2,086人の男女(18~69歳まで)を対象に行なった結果となります。

 

細かい内容はスマートフォンの購入時に価格以外で重要視するポイントや、スマートフォンに求めるサイズ、最近よく聞く折りたたみ式スマートフォンを使いたいかについてです。

スマートフォンを選ぶときの価格を除くポイント

最新のモデルを見ると欲しくなってしまうかもしれませんが、どうしても価格を見ると諦めてしまうかもしれません。でも、価格以外でスマートフォンを選ぶときのポイントは、次のような調査結果となりました。

まずスマートフォンを選ぶときのポイントですが、49.3%と調査対象の約半数の人がトップに上げたのは『バッテリー持ち』でした。スマートフォンの使い方によっては、外出先でバッテリーの残量がなくなってしまい、慌ててモバイルバッテリーを購入した事がある人もいると思います。

 

そんな恐怖から開放されるには、バッテリーの持ちがいいスマートフォンを選ぶしか解決方法はないかもしれませんね。

 

第2位はメーカー(46.7%)、第3位は画面のサイズ(40.7%)と続きます。

スマートフォンに求めるサイズ

スマートフォンを選ぶときのポイントにもランクインしている『スマートフォンのサイズ』について、もう少し深堀りした調査を行っています。

そして求めるスマートフォンのサイズについては、片手に収まる小さいスマートフォンがいいと思う人が31.1%とトップでした。それ以外にも大画面サイズがいいが27.7%、スリムで縦長の大画面がいいが22.0%となっています。

折りたたみ式スマートフォンへの期待

2月28日に国内でも発売となるGalaxy Z Filpや、世界で発売されたMotorola Razerなど折りたたみ式スマートフォンがリリースされています。このようにスマートフォン業界のトレンドは『折りたたみ式』になっています。

価格が高くて手が出せないとモデルがリリースされると、見向きもしない人もいるかもしれませんが中には『使ってみたい』と考える方も多く、調査結果からは使ってみたいが18.3%、やや使ってみたいが31.4%と、使ってみたいと考えた人の合計が49.6%という結果となったのです。

これから折りたたみ式スマートフォンが主流になるかも

MMD研究所の調査結果により、折りたたみ式スマートフォンへの関心が高いことがわかりました。iPhoneを発売するAppleや、Androidとして国内では大きくシェアをとっているSONYのXperiaシリーズなど、まだまだ折りたたみ式の開発に手を出していないメーカーがたくさんあります。

 

ただAppleに関してはすでにいくつかの特許を取得していることから、もしかすると近い将来には折りたたみ式iPhoneが登場するかもしれません。すでにネットではコンセプト・デザインを公開して『こうなるかも』といったデザイナーも現れています。

 

最近のスマートフォンはガラケー時代の飽和状態を再現するように、カメラの画素数競争がはじまっています。そこに最新技術というメスを入れた折りたたみ式は、スマートフォンのディスプレイを大きくしたり、タブレットとの共存を果たしたりと、様々な形で我々のスマートフォンライフを変えてくれるきっかけとなりそうです。

 

 

Source:MMD研究所

Images:MMD研究所Samsung

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