新しいノートパソコンの代わりにiPad Proを利用する人も、ちょっと物足りないと思ってしまうのがマウスのサポートではないでしょうか。
現在リリースされているiPad OSではアクセシビリティの設定から、マウスを利用することができるようになっています。実際にアクセシビリティを有効にして表示させたマウスカーソルは、macOSやWindowsとはかけ離れており、見た目も使い勝手もあまりいいとは言い難いものです。
その使いにくさも次期iPad OSで解消されるかもしれないと、海外情報メディアの9to5macが伝えています。
次期iPad OSでマウスカーソルが変更される?
現在リリースされているiPad OS13から、iPadでもマウスを利用することができるようになりました。
iPadでマウスを利用するには、アクセシビリティの設定を有効にし、Bluetoothマウスをペアリングする必要があります。
その時に表示されるマウスカーソルは、指でタップしていることをイメージさせるため丸いカーソルが採用され、普段よく目にしているMacbookやWindowsのような矢印カーソルではないため違和感を覚えてしまうでしょう。
次期iPad OSのコードを調べた9to5macによると、マウスカーソルが別のデザインに変更され、さらにマウス操作がレベルアップされるというのです。
次期iPad OSのコードから分かったこと
大きな変化はマウスカーソルの形状の変更です。これまでの丸いカーソルではなく、パソコンと同じように矢印カーソルと指カーソルが採用されます。
その他にも新しい機能として、マウスやトラックパッドに触れない状態が数秒間続くとカーソルが消え、再びマウスを操作をすると再表示されるような仕様に変更されるというのです。テキスト入力のときなどは、マウスカーソルが消える様にもなるので作業を妨げるようなこともなさそうですね。
指カーソルはWEBページなどのリンクをクリックする際に、矢印カーソルから替わるようになるでしょう。
これでまた一歩、パソコンに近い操作感を手に入れたことになります。
Appleは新たなSmart Keyboardをリリースする?
さらにコードを解析していくと、どうやら新しいSmart Keyboardを開発しているのではないかと思わせる記述があることがわかりました。
どうやらAppleはカーソル操作だけではなく、トラックパッドなどで行う2本指でタップすると右クリックになったり、2本指でスワイプスするとスクロールになったりするジェスチャー機能を追加するようです。
さらにトラックパッドとしての機能を、 Smart Keyboardに搭載したモデルが登場するのではないかというのです。どのようなデザインになるかはわかりかねますが、過去にAppleはSmart Keyboardのキートップをトラックパッドのようにする特許を取得しています。
もしかすると、トラックパッドの機能をもったSmart Keyboardが登場し、今まで以上にiPad Proをノートパソコン代わりとして利用できる時が年内にやってくるかもしれませんね。
Source:9to5mac、Patently Apple
Photos:9to5mac、Patently Apple