iPhoneの指紋認証(TouchID)は、パスコードを入力しなくても、スマホのロック解除やアプリの購入が行えることから手軽で便利なシステムです。
しかし、設定したときはスムーズに認証していたのに、使い続けていくと次第に認証しなくなったり認証がされるけど、そのスピードがかなり遅くなったりすることも発生します。
今回は、指紋認証センサー「Touch ID」にまつわる不具合と、その対処方法をご紹介していきます。
認証トラブルのあれこれ(指先編)
Touch IDは、触れた部分の指先の僅かな凹凸を認識しますので、指先に水や汚れが付着していると、それだけで正しく凹凸を判別できなくなるため読み取りエラーが起きます。
また、濡れていたり汚れ以外にも指先の乾燥や荒れていても、認証されないことがあります。
つまり、乾燥している状態の指先は、指紋の凹凸が薄れるといいましょうか、埋まってしまっている状態とも言えます。指先の荒れもそれと同じく、指先の指紋に傷がついているのと似たような症状から、Touch IDのセンサーが登録の指紋と一致するかどうか判別ができなくなり認証に時間がかかったり、認証がされなかったりします。。
認証トラブルのあれこれ(ハード編)
ディスプレイは綺麗に拭いていても、ホームボタンを綺麗にするのは忘れがちです。
iPhone7から、指紋認証がホームボタンで行うようになりましたので、ホームボタンの清掃も、指紋認証をすむーずにするためには欠かせません。
ホームボタンは、ボタンが凹んでいるため、汚れも溜まりやすい場所です。
ディスプレイの掃除と一緒に、ホームボタンも拭いておくことをおすすめします。
こうした汚れ以外にハードの内側とでも言いましょうか、指紋自体の登録数が多いと不具合を生じる時もあります。
つまり、指紋登録が多いと、読み取りに時間がかかるだけでなく、認証の精度も落ちてしまうようですので、気をつけてください。
登録する指紋を一つがベストですが、登録した指紋の指先を謝って怪我をしたりすると、TouchIDが反応しなくなりますので予備でもうひとつ、合計2コの登録が望ましいかも知れません。
必要の内登録指紋の削除は簡単です。
設定アプリ→TouchIDとパスコードでパスコードを入力し、削除したい指紋を左にスワイプして、削除ボタンをタップすることで削除完了です。
以上のことを試しても、iPhone のTouch ID が反応しない場合は、センサーなどのハードウェア故障かもしれませんので、その場合は信頼のおけるiPhone専門修理店舗でチェックしてください。