2020年9月17日にiOS14が配信され、すでにアップデートをされている人も少なくないでしょう。ですがiOSのアップデート時についてまわる「バグ」が不安で、アップデートはもう少し時間を置いてから実施しようという方もいるのではないでしょうか。
すでに、いくつかのバグが発覚しているiOS14をチェックしていきましょう。
時計の時刻がずれる
iOS14からホーム画面の好きなところに、大きな情報アイコンを配置できるようになったウィジェット機能ですが、この中でも時計を配置している人はちょっと注意が必要かもしれません。
それは配置したウィジェットの時刻が、少しずつですがズレていくという現象です。
時計が大きく表示されるので、これまでのように左上の時計を確認しない人もいるかもしれません。ズレるといっても数分程度ですが、待ち合わせや交通機関では痛い目を見てしまいます。
時計はワールド時計になっているため、都市設定が間違っているのではないかという指摘もSNSであったようですが、正しい都市を設定しても症状はおさまらないようです。
この現象に遭遇した方は時計アプリを開くことで一時的に改善されるようですが、恒久的には改善されないようです。この症状はiOS14がまだベータ版だった頃から見つかっていたようですが、改善されずに正式版としてリリースされてしまいました。
他に見つかっているバグ
ウィジェットには、時計以外でもバグが報告されています。
ウィジェット表示が中断されたり、モザイクがかった表示になってしまうことが報告されています。ウィジェットは新機能となるため、どうしてもバグが多いのは仕方がないのかもしれません。
デフォルトアプリが元に戻ってしまう
iOS14では、メールやブラウザなどのアプリを変更することができるようになりました。これによりブラウザをSafariではなく、ChromeやFirefoxに変更したり、メールも別のアプリに設定することができます。
デフォルトアプリを変更後にiPhoneを再起動すると、変更したはずのアプリがSafariやメールアプリに戻ってしまうというのです。
このようにいくつかのバグが報告されていることから、iOS14のアップデートはちょっと様子を見た方がいいのかもしれません。ですがSiriや電話のインターフェース、空間オーディオなど魅力的な新機能がたくさん提供されています。
新機能を楽しみたいけどバグが気になるという人は、必ずバックアップを取得した上でiOS14にアップデートを行い、今後バグ修正版として配信されるiOS14.1を待つしかありません。
なお、すでにiOS14.2のBeta版も提供が始まっています。以降、すぐにバグ修正や提供しきれていない新機能、それまでに安定して動作していたアプリをさらに安定させるための配信がされていくことでしょう。
おそらくAppleとしてはiOS14をスケジュール通りに配信し、それまでに修正が間に合わないバグについては、今後iOS14.1や別バージョンとして提供するというシナリオが出来上がっていたのかもしれません。
Source:Apple Communities、Yahoo! News