Appleは1月12日未明、旧iPhoneやiPadなどiOSのサポートが終わっているモデルに対して、最新版となるiOS12.5.1の配布を開始しました。
今回のリリースは、先月リリースされたiOS12.5で追加された新型コロナウイルス感染症接触通知機能で見つかったバグの修正対応となります。
iOS14非対応モデル向けのアップデート
リリースされたiOS12.5.1は、すでにiOS14にアップデートできなくなったiPhone5sやiPhone6/6 Plus、iPod Touch(6世代)や、iPad OSになる以前にiOSが提供されていたiPad Air、iPad mini(2世代)、iPad mini(3世代)もアップデートの対象となります。
しっかりバックアップを取得してから、アップデートするようにしましょう。
修正されたバグ内容
海外情報サイト9to5macによると今回のリリースは、iOS12.5で追加された接触通知機能が取得した履歴を、設定されている地域外の言語で表示してしまう可能性がある問題を修正したものでした。
なお新型コロナウイルス感染症接触通知のバグ修正以外の脆弱性対応は、今回のアップデートには含まれていません。とはいえ、Appleでは常にOSに最新版にしておくことを推奨しています。
それが例え旧モデル向けであっても同じことなので、常に利用されているモデルのOSは最新版にアップデートするようにしましょう。
いつまでサポートされるのか
まだまだ現役で使えるかもしれないiPhone5sやiPhone6ですが、OSやアプリのアップデートは重要な内容でない限りサポートは終了しています。
サポートが終わっているOSやアプリを利用したことで、個人や金融情報の漏洩など、どのような危険を含むのか想像がつきません。
Appleは、全世界的に拡大している感染症を早期克服を願っているからこそ、サポートが終了している旧モデルにも、新機能を追加する対応が必要だと判断したのでしょう。
いつまでAppleが旧モデルに対して、iOSのアップデートを提供するかはわかりません。そうなっても大丈夫なように、あらかじめ対策を考えておきましょう。
Source:9to5mac