全世界で猛威を奮っている新型コロナウィルスに対抗するには、早期のワクチン接種が有効であると叫ばれています。
日に2万人を超える新規感染者が報告されているアメリカでは、接種者数が伸び悩んでいる若者層に対して、ある手段で接種率を上げる施策が実施されているというニュースが飛び込んできました。
いったいどんな方法で接種率を上げる施策なのでしょうか。
初回ワクチン接種でAirPodsがもらえる
若者層に対してワシントンD.C.のミュリエルバウザー市長は、新型コロナウイルスの接種率を上げるために、ブルックランドMS、スーザMS、ジョンソンMSで初回のワクチンを接種した場合、AirPodsをプレゼントすると発表しました。
さらには、25,000ドルの奨学金やiPad、ヘッドフォンを獲得するチャンスも与えられるというのです。受け取るには条件があるようで、ワクチンを接種しても受け取ない場合があるようです。
AirPodsまたはギフトカードを受け取れる条件は、ワクチン接種が最初であること、親または法定後見人が必要であること、学校ID、DC Oneカード、Kids Ride Freeカード、通知表または登録書証明書を持参する必要があります。この条件を満たした場合、AirPodsやギフトカードの受け取り、そしてiPadや奨学金を手に入れるチャンスを得られます。
なおこのプレゼント方法は、メリーランド州や、ミシガン州、オハイオ州などでも、ワクチン接種を受けた若者に対して、賞金やその他ギフトを贈るキャンペーンを実施しています。おそらく今後も同じようなプレゼント方法で、年代別のワクチン接種率を向上させていく方法を他の州も採用していくかもしれません。
血液不足を解決するための施策
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ワシントンD.C.やメリーランド州などでは、新型コロナウイルスのワクチン接種後にAirPodsをプレゼントする対策で、接種率を向上する対策を実施しました。
この方法を知ってから実施したかはわかりかねますが、アメリカ赤十字社は深刻な血液不足を解決するために、献血者、血小板または血漿を提供してくれた人に、4ヶ月間のApple Musicのトライアルをプレゼントするという方法で血液を集めています。
国内でも実施してほしい
新型コロナウイルスワクチンの接種や、血液不足を解消するための手段として、何かしらのプレゼントを贈るという方法は有効といえるでしょう。なかなか進まないワクチン接種を、AirPodsやiPad、地域振興券などで接種率を上げる対策を国内でも実施した方が良いのかもしれません。
未だワクチンが一定数提供できない状況があったり、接種の予約ができなかったり、まだまだ安定した提供できない状況ではプレゼント作戦は功を成さないかもしれませんが、何かしらの対策を政府も考えないといけないかもしれませんね。