WWDC2022で発表されたiOS16の大きな特徴は、カスタマイズしたロック画面を複数登録できるようにし、気分や状況に応じて選択することができるようになった点です。

 

さらに、集中モードとの連携は、これまでの集中モードの表現方法を一新し、視覚的にもわかりやすくなりました。

 

このロック画面のアップデートは、iPhoneを利用しているユーザのために実施されたと、Appleソフトウェア担当上級社長のクレイグ・フェデリギ氏が述べています。

 

Appleの愛がiOS16のロック画面をつくった

クレイグ・フェデリギ氏は、iPhoneのロック画面も壁紙やウィジェットのように利用者の個性を出せる場所として、カスタマイズできるようにするべきだと考えていました。そして利用者が個性を出せるように、ロック画面をカスタマイズできるようにAppleデザイン担当のアラン・ダイ氏と共に開発を進めてきたのです。

 

フェデリギ氏は、iOS16のロック画面の変更開発を行う前から、個性を出す次のフィールドはロック画面であることを知っていたと海外情報メディアにも語っています。

 

このロック画面のカスタマイズのことを、フェデリギ氏は「Appleの愛情」であると表現しています。

 

確かに、ロック画面は利用者の個性を表現するにはもってこいの場所で、iPhoneをどう使っているかを誰にでも見せることができます。

 

親しい友人や気の合う仲間同士で作成したロック画面を見せ合ったり、作成方法を共有したりすることもできます。これは個性を出すという使い方だけではなく、iPhoneを通してさまざまな人々とつながることができる、画期的なアップデートと言っても過言では無いでしょう。

 

操作しやすさもAppleの愛情

カスタマイズができて、個性を表現できるフィールドが増えたとしても、万人が操作しにくい環境では意味がありません。変更開発に携ったデザインチームは、この点もしっかり作り込んでおり、操作もわかりやすく編集している感覚で作業ができるように作り込んだといいます。

 

操作のしやすさから、雑誌の表紙や映画のポスターのようなデザインセンスを持つユーザがロック画面を作成した場合、非常に楽しくかつ誰もが驚くような画面を作り出すことができるでしょう。またダイ氏は、ロック画面へのさまざまなウィジェットの配置は、Apple Watchのコンプリケーションに触発され、一目でいろいろな情報を確認できるようにしたと付け加えています。

 

ここ最近、Appleが広めているシェアリングサービスは、あなたが作ったロック画面をiPhoneユーザ同士で交換したり、プレゼントしたりできるアップデートも遠くない未来で実現するかもしれませんね。

 

そんな楽しい未来が垣間見れるiOS16は、正式版は今秋となっていますがパブリックベータ版のテストユーザとして登録すれば誰よりも早く利用することができます。

 

ただ、まだまだバグだらけなので、それを覚悟の上でも使ってみたいと思う人はバグ探しに参加して見てください。

 

 

Sourceapple insider

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