大手コンビニエンスストアのローソンが、4月23日、利用者にスマートフォンを使って支払う「ローソン スマホ ペイ」の実証実験を一部の店舗で始めました。
セルフ決済の「ローソン スマホ ペイ」は、深刻化する人手不足の解消に向けて期待が高まります。
レジの無人化を目指す
ローソン スマホ ペイは、買い物する前に公式アプリをインストールして、店内にある商品のバーコードをスマートフォンのカメラで読み取ることで、店の中ならどこにいてもセルフ決済ができます。
もし、レシートが欲しいという人には、決済の後スマートフォンに表示されるQRコードを店にある読み取り機にかざすと電子レシートの発行も可能です。
現在、東京都内の3店舗でローソン スマホ ペイの実証実験が行われています。
深夜営業など労働時間の長いコンビニ業界にとって、夜間など人手不足が懸念されており、このセルフレジによってレジの作業軽減やレジの無人化を目指します。
まだ、実証段階なので、いろいろ試行錯誤があるかと思いますが、将来的に従業員の方の負担を減らせるようになればいいですね。
ローソン スマホ ペイの使い方
ローソン スマホ ペイを使うには、ローソンIDの登録が必要です。事前にインストールしたアプリを起動すると、「店舗チェックイン選択画面」が表示されるので、自動検出又はQRコード読み取りにて店舗を選びます。
いざ、店舗にて買い物をする場合は、商品のバーコードをアプリ専用のQRコードで読み取るだけと非常に簡単。
クレジットカード、楽天ペイ、Apple Payの決済方法にも対応しています。
ちなみに、酒、タバコ、切手、ハガキ類、医薬品、カウンターフーズの販売・Loppi関連、各種サービス受付は対応していません。
決済が終わると、画面に表示されるQRコードを店の専用機に読み込むと、退店画面が表示され、電子レシートが発行されます。
日本でスマホ決済は広まるのか
中国ではスマホ決済や顔認証など、キャッシュレス化が非常に進んでおり、日本も今後の動きに注目が集まります。
電子マネーなどスマートフォンを使って買い物ができる場所は増えていますが、まだまだ現金は欠かせません。
このローソン スマホ ペイでは、商品を手に取りスマートフォンのカメラにかざすだけなので、商品をわざわざレジまで持っていく必要がなくなります。その結果、日中などのレジ前の混雑が解消されるかもしれません。
レジが無人化すれば、タバコやお酒の販売、万引き対策はどうするのか、などいくつか課題は出てくるので、今後の動向に注目です。
画像参照元:https://www.gizmodo.jp/2017/03/switch-to-apple-pay.html