2020年には、各メーカーから折りたたみ式スマートフォンのリリースが囁かれています。
モトローラ社は2月6日発売予定のrazer、すでに折りたたみ式スマートフォンを発売しているサムスンからも、縦開きするタイプのモデルを近々発表するのではと、ネットでも噂が広まっています。
そんな矢先、Appleが折りたたみ式スマートフォンに必要なヒンジ部分の特許を新たに取得したことを海外メディアが報じています。
Apple、折りたたみ部分ヒンジの特許
折りたたみ式スマートフォンはディスプレイ部分を曲げるため、ヒンジ部分に工夫をしないとディスプレイの開閉だけで割れてしまう恐れがあるのです。
それがしっかりできていない段階で、製品化をしトラブルを招いてしまったのがGALAXY Foldでした。このモデルは折りたたみ部分がシワになり、試用機ではディスプレイが割れてしまう事象が多発し発売が延期となってしまったのです。
Appleはこの失敗を見過ごさずに、真っ向から問題のない解決方法を調査し、その仕組を特許として取得するに至ったのです。
Appleが取得した特許内容は、折りたたんだ時に折り曲がるパネル部分の半径を大きく取れるような仕組みになっています。そのため少しだけ上下に動くようなディスプレイパネルの遊びが必要になるみたいです。
この遊びが折りたたみ部分の負担を減らし、折りたたみ時に割れることやシワがなくなります。
この工夫されたヒンジ部分が採用された折りたたみ式のスマートフォンやiPhoneが、時期早々に登場するかもしれませんね。
Appleは複数の特許を申請・取得している
以前もちょっとだけお伝えしたようにAppleは、折りたたみ式に関する特許を以前から申請し取得しています。
ということはAppleは折りたたみ式スマートフォンに強い関心を持っていることになります。そのための特許取得と考えると、近い将来に発売となる可能性が高いといえますね。
初期はトラブルが多い?折りたたみ式スマートフォンへ
先述したとおり昨年発売されたGALAXY Foldも、発売を延期せざるを得ない状況となってしまいました。
モトローラ社からrazerでは工夫されたヒンジの採用により、GALAXY Foldのようなシワの発生は抑えられているのですが、折りたたむ際に軋むような音がすると試用機のレビューワーからレポートが上がっているようです。
今後、大きな問題のきっかけとなる可能性があるかもしれませんね。
まだ発展途上な折りたたみ式スマートフォンですが、もう少し安価になったら手が出てしま雨かもしれませんね。
source&images:USPTO、Appleinsider、MOTOROLA