コロナウイルスの全世界への蔓延により5G対応iPhoneの生産に向けたスケジュールが遅れていて、最悪な場合、年内のリリースは無理なのではないかという噂が広がっています。
そんな不安なムードを拭い去るような、そんなニュースが飛び込んできました。
Appleのサプライヤーから上がった声
iPhoneを組み立てるには多くのパーツが必要になりますが、そのパーツを供給しているサプライヤーから「特に生産を遅らせるような指示は受けていない」という声が上がっています。
さらに台湾のサプライヤーは、新デバイスについて2ヶ月ほどパーツの生産に対して量産を延期するように指示を受けているという報道についても、そんな指示を受けていないと否定しています。
総じてサプライヤーからは、生産や量産に対して延期という指示が出ていないことがわかりました。
ですがこれはあくまでも指示する側の話であって、iPhone本体を組み立てる工場や、iPhoneに使用される細かいパーツを製造している企業などの状況を踏まえると、あまり楽観視は出来ないでしょう。
現時点では延期の話がなかったとしても、今後はあり得るかもしれません。
インドのロックダウンなどの影響
先日もお伝えした通りインドがロックダウンしたことで、Appleをはじめとする大手スマートフォンメーカーが影響を受ける可能性が出てきました。どのモデルが影響を受けるかは特に報じられていませんが、品切れになった時点で影響を受けたモデルが判明することでしょう。
特にSamsungはインドにある工場で年間1億台を超えるスマートフォンの生産を行っていたことから、大きな影響を受けることが懸念されます。また中国や台湾に拠点を置くサプライヤーでは、ロックダウンまではいっていないものの組み立てを行う従業員が不足しており、騒動前の生産台数まで回復するにはかなりの期間がかかることが予想されます。
このような状況からAppleの5G対応iPhoneのリリースが、遅延するのではないかといった声が上がったと思われます。
今後の動向は慎重に
サプライヤーから力強い言葉が出ていますが、注文内容を改めて確認するなどの透明性を持った生産体制を作る必要があるといわれています。
またさらに感染者数が増えロックダウンが行われるようであれば、5G対応iPhoneの生産ができなくなり、結果的に延期となってしまうことでしょう。
スケジュールの遅延はないという言葉を信じたいのですが、世界の状況は好転しているとはいえないことから、おそらく5G対応iPhone、またはiPhone 12と噂されているモデルの発表および発売のスケジュールは、大幅に遅れてしまうのではないでしょうか。
Source:DigiTime