昨年のWWDC2019ではiOSと分かれ、iPad専用OSであるiPadOSが発表されました。

 

iPadOSはiPadをパソコンに変えた素晴らしいOSとなりました。

 

その理由の一つにマウスやトラックパッドの利用や、iPad Pro(2世代)に関してはMagic Keyboardなど専用のデバイスまでもが発売され、ますますパソコン化が進んだ1年となりました。

 

これだけでも十分なのに、WWDC2020ではさらに使い勝手を向上させ、さらにiPadでしか利用できないApple Pencilをも進化させること、今までにない体験を手に入れることができるようになったのです。

 

一体どのように進化したのか、さっそく紹介したいと思います。

 

iPadOS14の便利機能

iPadはその画面の大きさを使った便利な進化を遂げました。

それは一部のアプリで、サイドバーやプルダウンメニューを表示させることができるようになります。

 

これまでみたいに画面を切り替えることなくファイルを呼び出せるようになるので、何をしようとしたか目的を見失うことがなくなるでしょう。

 

パソコンでも画面を切り替えてファイルを選んだりすると、どこにファイルを配置したかを見失ってしまうことってありますよね。このようなことがなくなるだけでも、十分な進化といえるでしょう。

 

iPadにもコンパクトなインターフェースを提供

iPadOSはiOSをベースに作成されているため、iOS14で紹介されたコンパクトなSiriのユーザインターフェースや、着信通知機能などはiPadでも実現されます。

Siriのアイコンは画面右下に小さく表示され、フルスクリーンでの表示はなくなります。

 

また着信通知もバナー表示のように画面上部に表示され、通話か拒否をタップすることが簡単に電話を取ることができます。なおバナーを丈上部にスワイプすると、通話を拒否することも可能です。

通話画面については、FacetimeだけではなくLINEなどサードパーティ製のアプリも対応していると紹介されていました。

 

フルスクリーンに切り替わらないので、作業を中断されず通話が続けられるのが新しい体験になるかもしれませんね。

 

iPadOS注目すべき進化「Scribble」

全てのモデルで利用が可能になったApple Pencil。これまでにない体験をさせてくれる素晴らしいデバイスですが、使っているとき「文字が直接入力できたらな」と思ったことはないでしょうか。

例えばiPadを使っている時にWEBサイトやマップ、ファイルを検索したい場合は、一度Apple Pencilをおいて、ソフトウェアキーボードやMagic Keyboardから文字入力する必要がかかりました。

 

ほんの少しの手間なのですが、これが頻繁に続くと面倒に感じてしまうでしょう。

 

このちょっとした手間をAppleでは無駄と考え、排除することにしたのがiPadOS14に搭載された「Scribble(落書き)」という機能です。

 

WEBサイトで検索したい単語や文字を、手書きで入力するとテキストに自動変換して検索することができるのです。

手書きした文字に日本語や英語が混ざっていたとしても、しっかり認識するので手書きするたびに認識する言語を選択するといった操作は不要です。

 

iPadOS14が利用できるモデルは?

気になるiPadOS14が利用できるデバイスの一覧はこちらになります。あなたが使っているモデルが存在するならば、今年秋頃にリリースされるiPadOS14で、今までより更に使いやすく進化したiPadを体験しましょう。

 

 

Source:WWDC2020(Apple)(1)(2)

Photos:WWDC2020(Apple)

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