1月27日未明、Appleは最新版となるiOS14.4の提供を開始しました。今回のアップデートでは、どのような機能が追加されたのか、これまで見つかっていた問題の修正は行われているのでしょうか。

 

実際にアップデートして、確認していきましょう。

 

目玉アップデートはヘルスアプリかも

リリースされたiOS14.4の目玉となる機能は、Apple Watchで計測された心電図をiPhoneでも表示したり、計測した情報を確認したり、医師に提出するようにPDFに変換できるようになった点です。

心電図の計測を行うにはwatch OS7.3にアップデートされた、Apple Watch Series 4、5、6が必要です。そして心電図で計測したデータをiPhoneで管理するには、iOS14.4のアップデートも必要になります。

 

多くのユーザにとっては、心電図の計測はあまり目玉ではないかもしれませんが、高齢者や心臓に疾患のあるユーザ、iPhoneとApple Watchを使って心拍の異常に気がついて、はじめて心臓に疾患があることに気がつくユーザは、首を長くして待っていた機能だったでしょう。

 

だからこそ、Apple Watchを利用しているユーザは、必ずwatch OS7.3とiOS14.4へのアップデートを行うようにして、あなたの健康をしっかり管理していきましょう。

 

その他のアップデート内容

iOS14.4で機能改善されたものは、これまで認識できなかった小さなQRコードの読み取りや、Bluetooth機能で接続しているデバイスタイプを分類するオプションで、音声通知を送るヘッドフォンを正しく認識できるようになったことです。

他にも、これまで見つかってきたフィットネスウィジェットで最新のアクティビティデータが表示されない問題や、キーボードの反応遅延や、変換候補が表示されない問題など、複数の問題が修正されています。

 

もしここで記載した以外にも問題を見つけたり、動作が安定しない人は、一旦アップデートすることで改善されるケースもあります。まずは、きちんとバックアップをとってから、アップデートしてみてはいかがでしょうか。

 

iOS14.4へのアップデートで見つかった不具合

iOSのアップデートで発生するバッテリーの消耗が早くなる現象ですが、今のところ手元にあるiPhone12 Pro MaxやiPhone11 Pro Maxでは、症状を確認しておりません。ネットでも探してみましたが、バッテリーの消耗が早くなったという声を見つけることができませんでした。

ただアップデート後、Bluetoothイヤホンやヘッドフォンの音質が変わったという書き込みを目にしました。確かにiOS14.4でBluetooth周りのアップデートが入っていますが、もしかするとチューニングされたのかもしれません。

 

この情報を見つけてから手元にあるAirPods ProやJabra Elite85tなどの、ワイヤレスイヤホンで音楽を聞いてみましたが、確かにボーカルの声が通るようになった印象を受けました。気になる方は、お気に入りのヘッドフォンを接続して確認してみてください。

 

またeSIMを使った楽天モバイルが、圏外になってしまう現象も治ったという声を見つけました。楽天モバイルは1年間基本料金無料というキャンペーンで、順調に利用者を増やしているキャリアです。

 

そんな楽天モバイルをセカンドキャリアとして利用されている方で、同じ症状で悩まされている人も、iOS14.4にアップデートして確認してみましょう。

 

iOS14.4では搭載されなかったApple PayのQRコード決済

以前、リークされた情報からApple PayでQRコード決済ができるようになるかもしれないとお伝えしましたが、これについてはiOS14.4ではアップデートされませんでした。

ただアイコンが見つかっていることから、次のバージョンや今年発表されるiOS15(仮)に期待してもいいかもしれませんね。

 

iOS14.4で悪用されていた脆弱性も修正されていることから、できる限り早めにアップデートを行うようにしましょう。

 

 

Source:Apple

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