先日、正式に配布が始まったiOS14.5ですが、幾つかのバグが見つかりすぐに修正版のiOS14.5.1がリリースされました。ただ新にリリースされたiOS14.5.1でも、一部のユーザに対してアプリ追跡の透明度が有効にできないという不具合が修正されていません。
また、HomePodについてもiOS14.5にアップデート後も、Siriを使ってApple Musicの曲を再生することができない事象が発生しており、TwitterなどSNSを通して苦情があがっています。
HomePodの事象
HomePodで見つかっている不具合は、前述した通りSiriでApple Musicの再生ができないという問題です。また、一部のユーザにはSiriに楽曲を探すように伝えても、エラーメッセージを返すという事象も起きているようです。
ただこの現象は、再びSiriに指示すると再生されたという報告があがっています。なお、この不具合はiOS14.5.1にアップデートしても改善されていないため、次のアップデートで修正されることになるでしょう。
なお、現時点での改善方法は、HomePodを初期化することしかないようです。
他にも不具合が発生している
実際にiOS14.5.1にアップデートしたiPhone11 Pro Maxでは、契約しているキャリアの電波を全く拾わないという現象を確認しました。
同キャリアの別端末では問題なく電波を受信していたことから、アップデートしたiPhoneだけの問題のようです。
改善した方法はモバイル通信の機能オフ/オンで、正常に戻ることができました。それ以外にはバッテリーの消耗が早いとか、Wi-Fiの通信が著しく遅くなるといった事象は起きていません。
Apple Watchを使ったiPhoneのロック解除は、iOS14.5.1と同時にリリースされたwatchOS7.4.1の適用で、反応が良くなった感じがします。
他の不具合情報には、iPhone7でiOS14.5.1にアップデートすると、動作が重くなるとか、Wi-Fi自動接続ができないといった声があがっていました。そういった不具合に遭遇した時は、まずiPhoneの再起動を試してみましょう。
iOS14.6ベータ版の提供開始
すでにAppleは、開発者向けiOSのベータ版を提供しています。今回見つかったHomePodやそれ以外の不具合も、改修が見込まれるバージョンとなるでしょう。
ただこれからベータ版で、様々なバグが修正され十分なパフォーマンスを発揮するまでには、少し先の話になってしまいそうです。
大きく影響与える全てのバグが修正されることに期待して、iOS14.6の正式版リリースを待ちましょう。
Source&Photos:9to5mac