普段、入浴しながらiPhoneを使って読書をしたり、ゲームをしたりしている人も少なくないでしょう。この行為があることをしながらだと、死に至る危険な行為であることを知っていますか。

 

そんな危険なことを我が子がしていたことを知った、ロシア在住のアナスタシア・ソスノフスカヤさん(39)は、自身が運営しているブログで警鐘を鳴らしています。

 

ヤロスラフくんを襲った悲劇

アナスタシアさんの息子ヤロスラフくん(12)は、事故があった当日も、普段と変わらず入浴時にiPhoneを使っていたのでしょう。

ですが、彼は誤ってiPhoneを浴槽に落としてしまいます。いつまで経ってもお風呂から出てこないヤロスラフくんの様子を見に行ったアナスタシアさんは、浴槽の中でぐったりしている彼を見つけ、パニックになりながらも40分間蘇生術を行います。

 

ですが時はすでに遅く、ヤロスラフくんは12年という短い生涯に幕を閉じたのでした。

 

その後、警察による検死の結果、ヤロスラフくんが浴槽で利用していたiPhoneが原因で感電死したことがわかりました。でも発見した時は、iPhoneは浴槽の外に落ちていたため、アナスタシアさんも原因に納得ができなかったようです。

 

おそらく彼は、誤って落としたiPhoneで感電したまま、最後の力を振り絞って腕を動かしiPhoneを浴槽の外に投げ捨てた段階で事切れてしまったのではないかと思われます。

 

アナスタシアさんは、このような悲劇を二度と起こしてはならないという決意の元、自身が運営されているブログを通じて、我が子に事故死を報告、同じようなことをしている子供を持つ親御さんに死に至るリスクを説いていったのです。

 

入浴と充電の危険

以前、iPhoneには5Vの充電アダプタが同梱されていました。5Vの電圧が人間を死に至らせる危険があるのかを考えてみました。

電気は抵抗があるため、流れる電流を制御している状態になります。ですが水は電気を流してしまうため、抵抗がない状態と同じになってしまいます。その時、流れる電流は制御されないため、無限に流れてしまうのです。

 

アダプタを通じて抵抗がないところに電流が多く流れてしまうため、浴槽から逃げ出す事ができず感電死に至ったのではないかと思われます。

 

そんな状況下で、ヤロスラフくんは身動きが取れない体を無理に動かし、浴槽内に落ちてしまったiPhoneを外に放り投げたのでしょう。

 

ロシアでは他にも同様な事故が数件発生

同じように入浴中にiPhoneを利用したことで、ヤロスラフくん以外にも数名が尊い生命を落としています。

 

そのためにも、このような事故が二度と怒らないように、アナスタシアさんは世界に向けて警告し続けるでしょう。

 

 

Source:Mirror

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