昨年から幾度となく次期モデルの情報がリークされていた次期iPhone SEですが、ここ最近は新しいリーク情報がありません。Appleがサプライヤーに対して行ったセキュリティ対策が功を奏したのか、情報の漏洩がなくなっているのかもしれません。
実際に4月に開催されたAppleスペシャルイベントで、発表されたiPhone12/12 miniのニューカラーは、それまでリークされた情報がありませんでした。そんなセキュリティが厳しくなった中、アナリストのロス・ヤング氏がAppleは2つの次期iPhone SEの開発に取り組んでいることをリークしたのです。
2つのiPhone SE
ロス・ヤング氏がリークした次期iPhone SEの一つは現行モデルのアップグレード版で、デザインには変更がないものの最新のCPUと次世代通信規格5Gに対応したモデルになると述べています。
おそらく5Gサービスも、iPhone12シリーズと同じミリ波には対応していないモデルになると思われます。
そしてもう一つの次期iPhone SEは、iPad Air (第4世代)と同じ電源ボタンに統合されたTouch IDが採用されるため、Face IDに必要なセンサー類が不要になり、ノッチを排除したデザインになると予測しています。
受話口はベゼルに近い場所に移動し、フロントカメラはパンチホール式のカメラに変更され、表示情報が増えた6.1インチのフルディスプレイモデルで登場するというのです。
パンチホールを採用した次期iPhone SEについては、Appleの情報に対して高い信頼度を誇るアナリストのミン・チー・クオ氏も、Appleはすでにノッチレスデザインを採用した新しいiPhoneに置き換える計画をしていると述べています。ただクオ氏は、このノッチレスのデザインを採用したモデルは、iPhone14の一つに導入されるだろうと主張しています。
カラーバリエーションが増えるかも
TwitterではApple Lab(@Apple Lab)は、パンチホールデザインの次期iPhone SEには5つのカラーバリエーションが登場することをリークしています。Appleは2020年10月に登場したiPad Airや、2021年5月に登場したM1iMacなど、ポップでカラフルなカラーバリエーションモデルを登場させています。
この流れはiPhone13のProモデルにもローズピンクの登場や、非ProモデルもM1iMacのようなカラフルなモデルが登場するとリークされています。
どうやらAppleは、多くのモデルでカラーバリエーションを増やそうとしていることから、次期iPhone SEでもiPad Airのようなカラーモデルが登場するかもしれません。
これまでにリークされたiPhone SEの情報は、クオ氏や著名なリーカーたちから2022年または2023年の春頃に、iPhone SE Plusが登場することを述べていました。今回、ロス・ヤング氏が伝えた新しいデザインのiPhone SEは、もしかするとiPhone SE Plusとして登場するモデルなのかもしれませんね。
Photos:9to5mac