iOS15から利用できるルームキー機能は、6月のWWDCでハイアットホテルが今秋に導入することを伝えていました。ですが、なかなかサービス提供が始まらず、ハイアットホテル側からのアナウンスもない状態で12月を迎えてしまいました。

 

そんな矢先、Appleからの6カ所のハイアットホテルからルームキー機能を始めると公表したのです。これで部屋のキーがiPhoneApple WatchWalletアプリで管理できるようになります。

 

便利すぎるルームキー機能

予約したハイアットホテルのアプリを使って、映画やディズニーワールドのパスを追加する方法とほぼ同じ手順で、Walletアプリにキーが追加できるようになります。追加したらあとはチェックイン時間にチェックインすれば、部屋のドアを開けることができます。

 

なお、チェックインの時間前に着いてしまった場合は、時間になるまではドアを開けることができないため、ロビーなどで時間を潰すことになります。部屋番号はデジタルキーカードに表示されるため、予約した部屋がどこかわからなくなることもないし、後から部屋を変えて欲しいとか滞在期間を延長して欲しい場合も、フロントに出向くことなくインターネットにつながっている環境があれば、その場で更新可能です。

 

わざわざフロントでチェックインや鍵の受け渡し、部屋の変更などの手続きをしなくてもいいのが魅力的な機能です。

 

利用できるホテル

Appleが発表した6カ所のホテルについては、次の通りです。

  • アンダーズマウイアットワイレアリゾート
  • ハイアットセントリックキーウェストリゾート&スパ
  • ハイアットハウスシカゴ/ウェストループ-フルトンマーケット
  • ハイアットハウスダラス/リチャードソン
  • ハイアットプレイスフリーモント/シリコンバレー
  • ハイアットリージェンシーロングビーチ

 

まだまだ、利用できるホテルが少ないですが、今後、リーズナブルな価格で泊まれるホテルに浸透していくと、さらに使い勝手の良さを実感できるようになるでしょう。

 

利用するたびに認証する必要は?

Walletアプリに登録してもクレジットカードのように、部屋の鍵を開けるたびにiPhoneのロックを解除して読み取り部にかざしているようでは面倒で仕方がありません。

 

Appleはこのような状況では不便なことを想定しており、ルームキーには認証の必要がないエクスプレスモードで稼働するように設計しています。SuicaPASMOの交通系ICカードのようにかざすだけで改札を通れたり、購入時の決済ができるので面倒に感じることはないでしょう。

 

ハイアットホテルでは、サービス開始当初は6カ所のホテルしか展開していませんが、時間の経過と共に全てのホテルに同システムを導入する予定であると述べています。

 

いつかグランドハイアット東京でも、iPhoneApple Watchを使ったルームキーサービスが利用できるようになるので、機会がある方は泊まって使ってみてください。

 

 

Source&Photos:9to5mac

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