iPhoneにインストールされているカレンダーアプリは、設定した国の祝日を表示する機能がありますが、一部の国で2022年の祝日が表示されないという問題が発生していることを、海外情報メディアMacRumorsが伝えています。
日本でカレンダー祝日表示問題は発生していませんが、海外の一部の国では政府が対応するほどの大事になっています。
2021年に発覚していたカレンダー問題
MacRumorsがイギリスでカレンダーアプリに祝日が表示されない問題が発生していることを取り上げると、自国でも同様の問題が発生しているという声があがりました。
これまで問題が確認された国はオーストラリア、イギリス、スペイン、ドイツ、ポルトガルやスウェーデンなど、複数の国で発生していることもわかったのです。
Appleには2021年中旬頃から、2022年のカレンダーに自国の祝日が表示されないという報告が集まっていたため、多くのユーザがすでに対応済みと思い込んでいたようです。
ですが実際に年があけるとカレンダーに祝日が表示されず、戸惑われた人も多かったことでしょう。
日本やアメリカなどでは発生していないため、すべてのiOSデバイスで影響が出ている問題ではありませんが、多くの国が影響を受けていることからAppleの早急な対応が望まれます。
原因は特定されているのか
一部のユーザから祝日表示できない問題が発生している国でも、使っているiPhoneのiOSが古いバージョンなら表示されているという報告があがっています。
このことから近年にリリースされたiOSで発生していると思いますが、iOSのどのバージョンで影響を受けるのかはわかっていません。
イギリス政府はAppleの行動が遅いため、iPhoneのカレンダーアプリと互換性のある形式で祝日のリストを作成して配布し、自国で問題解決しています。
このままAppleの行動が後手に回るようであれば、多くの国がイギリスと同じ手法で問題を解決するでしょう。
Appleはすでに対応を始めていた
2021年12月14日、iOS15.2がリリースされた以降、最新iOSはリリースされていません。
ですが問題が発生していた一部の国で、イギリス政府のような対応をしていないにも関わらず、祝日が表示されたと報告されています。
おそらくAppleは何かしらの方法で修正プログラムを配布しているか、iOSのマイナーアップデートバージョンを配布しているのかもしれません。
カレンダーアプリで祝日表示されないことで、国家を動かすほど大きな問題になるバグを放置していたAppleには、早急なバグ対応をお願いしたいものですね。
Source&Photos:MacRumors