iPhoneOLEDパネルを供給しているサプライヤーのBOEが、窮地に追い込まれていることを海外情報メディアMacRumorsが伝えています。

 

BOEiPhone向けのOLEDパネルを製造・供給していますが、このOLEDパネルに使われるディスプレイドライバーのICチップが不足しているため、Appleからの発注数に対して十分なパネルを製造できない可能性が出てきたというのです。

 

記事が掲載された217日時点では、iPhoneApple Storeで購入しても、翌日には配達されることから、在庫不足に陥っていないことが確認できます。

 

チップ不足による供給数の減少予想

iPhone向けのOLEDパネルを製造しているBOEでは、ディスプレイドライバーに必要なICチップをLX Semiconから入手していますが、このLX Semiconの生産率が下がっており、目標値にすら達していないようです。

 

BOEでは、今月と来月のパネル製造数が影響を受けることを懸念して、来月は300万台のパネル製造数を200万台に減らすのではないかと予想されています。

 

ですがApple2022年の上半期で、BOEに最大で1,000万台のOLEDパネルユニットを発注していると報じられています。

 

このパネル製造が追いつかない状況が、Appleの発売するiPhoneに対してどのような影響を与えてしまうのか不明です。

 

ただAppleBOEの状況を把握していることから、何かしらの対策を打つことが考えられるため受ける影響も最小限におさえられたものになることでしょう。

 

購入を考えているユーザは早めの行動を

冒頭でも書いたように執筆時点では、iPhoneの出荷に対して大きな混乱を招く事態になっていません。購入した翌日には商品が自宅に配送されるほど、在庫は潤沢な状況となっています。

 

ですが、来月や再来月など近い将来、同じ状況が続くかといわれると、判断が難しいと言わざるを得ません。近くiPhoneの購入を検討されている方で、iPhone13iPhone13 Proなどを考えている方は、できるだけ早めの決断をお勧めします。

 

これから先、BOEのパネル供給不足が影響して在庫が激減し、購入から手元に届くまで数日から数週間もの時間がかかってしまう可能性があるからです。

 

そうならないように行動するようにしましょう。

 

 

Source&PhotosMacRumors

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