アナリストの郭明錤 (Ming-Chi Kuo)氏は以前、アンダーディスプレイFace IDを搭載したiPhoneが、2023年に発売されるモデルで採用されると伝えていましたが、先日Twitterで具体的にアンダーディスプレイFace IDを搭載したモデルが登場する時期とモデル名をリークしました。
アンダーディスプレイFace IDは2024年に
クオ氏が新たにリークした内容では、2024年に登場するiPhone16 Proで、アンダーディスプレイFace IDを搭載し、iPhone初のノッチのない全面フルディスプレイモデルになることが述べられています。
ただ、現時点でわかっていることはディスプレイの開発にSamsungディスプレイが協力してくれることと、現時点で同技術を採用したSamsung製スマートフォンが発売されていますが、カメラ品質やディスプレイ解像度が非常に低い、画面できない低品質な画像しか得ることができません。
おそらくクオ氏は以前、アンダーディスプレイFace IDの実現に、技術的な問題点は少ないため実現時期を2023年頃になると伝えてようですが、ディスプレイやカメラの品質向上やハードウェアとソフトウェアの制限、さらにAppleがアンダーディスプレイの技術を完璧なものにするため、登場時期を2024年モデルに変更したのかしれません。
このクオ氏の時期変更のリークは、ディスプレイ業界のアナリスト、ロス・ヤング氏がリークしたアンダーディスプレイFace ID搭載モデルがiPhone16 Proになることと、Touch IDを搭載したハイエンドモデルは登場しないことを伝えた内容とリンクしています。
的中率の高いアナリストが、同じ結果をリークしていることからiPhone16 ProからアンダーディスプレイFace IDを搭載した、全面フルディスプレイモデルが登場する可能性が高いといえるでしょう。
Appleに求められる技術的な進化
iPhoneのノッチには、ご存知の通りFace IDに必要なパーツが複数配置されています。このパーツ類をすべてアンダーディスプレイに配置するとなると、技術的にはかなり難しい調整が必要になるでしょう。これらを2年後に発売できるのか、疑いたくなってしまう内容と考えてしまいます。
ただ、iPhone14 Proでは、ノッチからピル型とパンチホールを採用したフロントカメラに変更されることが以前から出続けています。また、2019年にはディスプレイのTrue Depthカメラセンサーを、ベゼル部に配置することでノッチレスを実現するといったリークもありました。
この先iPhoneのノッチは、どのような変化を遂げて行くのでしょうか。気になるところですね。
Source&Photos:MacRumors