昨年リリースされた「iOS11」から、新たに追加されたQRコードの読み取り機能。
今まで、別アプリを使って読み取る必要があったので、多くのユーザーが待ち望んでいた機能の一つでしょう。ただ、QRコード読み取りに関するバグが発生しています。
iOS11にアップデートした、全てのユーザーが対象です。
URLを偽装して悪意あるサイトへ飛ばされる
セキュリティ情報サイト「infosec」が、このQRコードにカメラをかざしてURLを読み取る機能を悪用して、危険性のあるWebサイトへ飛ばす危険性があると問題になっています。
通常、QRコードを読み取ると画面上部に移動先の情報が通知されますが、このバグでは通知をタップすると表示されているURL先ではなく、infosecのサイトへ飛ばされます。
原因と対処法は?
このバグは、infosecによるとiOS11がQRコードからURLの認識方式に不具合があるため、だと指摘されています。
infosecは、このバグについて昨年12月23日にAppleに報告しているものの、いまだに修復されていません。まだ具体的な対処方法があるわけではないので、IOSのアップデートなど公式アナウンスがあるまで、QRコードは使わない方が安全かもしれません。
それか、本当に信頼できるサイト以外、QRコードで読み取らないようにした方がいいでしょう。
万が一のQRコード読み取りを防ぐために、QRコード読み取り機能をオフにすることをオススメします。
設定方法は、「設定」→「カメラ」→「QRコードをスキャン」をオフにするだけ。
オススメの代替えはGoogle「Chrome」
Appleから確かな対処策が発表されるまで、QRコードスキャン機能を使わない又はサードパーティー製のQRコードスキャンを使うかの選択になるかと思います。
無料で使えるサードパーティー製のアプリはたくさんありますが、その中でもGoolgeの「Chrome」が3D Touchでも使えるので非常にオススメです。
もちろん、アプリは無料でインストール可能です。
ちなみに、Chromeでは今回のバグは発生しないことがわかっています。
せっかく追加されたQRコード読み取り機能ですが、確かな発表があるまでもうしばらく待ちましょう。