2020年2月6日にリリースされたMotorola Razerは、昔の携帯電話のような折りたたみ式スタイルなのにスマートフォンという新しいジャンルを作る逸品だったはずでした。

ですが発売後にある海外メディアが、このMotorola Razerの折りたたみ耐久テストを実施したところ驚くべき事実が発覚してしまったのです。

発覚した事実とは

これは海外メディアのCNETがMotorola Razerに対して、折りたたみ時に異音がすることをYouTubeチャンネルで公開しています。

この動画の中では実際に、折りたたみ時に発生するギシギシといった不快な音を聞くことができます。この異音が折りたたむときに必ず聞こえてくると考えると、1500ドルするスマホとは思えないほどの、安い仕上がりとしか言いようがありません。

 

番組ではさらに機械を使って、折りたたみの耐久テストを始めます。

折りたたみ耐久テストの結果

Motorola Razerの折りたたみ時の音が確認できたところで、今度は折りたたみの耐久テストを開始します。

このテストは10万回の折り曲げテストをする機械を利用して、さっそくMotorola Razerをセットして折りたたみ耐久テストを開始します。

 

テストを開始して27,000回まで達成した時、折りたたみが困難になるという事象が発生します。折りたたみができないどころではなく、ほぼ折りたためなくなってしまったのです。

みなさんが1日スマホをチェックする回数って、どのくらいかご存知でしょうか。

アメリカの調査会社が一般の成人で、1日にどのくらいスマホをチェックするかの回数を調査したところ1日約80回だったそうです。この回数を年間にすると29,200回になり、折りたたみ式であればその回数だけスマホを折りたたむことになります。

 

ですがMotorola Razerを利用した場合、1年間利用することができずに壊れてしまうことになります。

 

CNETでは、以前サムスンが発売したGALAXY Foldでも同じような折りたたみ耐久テストを実施していますが、120,000回の折りたたみに耐えることができました。

 

ちなみにこの回数を先程の1日に触る回数に当てはめると約4年は利用できる計算になります。

Motorolaはどう対応するのか

この事実を知ったMotorolaは、どのような対応をするのか注目を浴びています。ただ放置することはできない現象のため、今後何かしらのアナウンスがMotorolaからあるでしょう。

この対応次第で今後、Motorola Razerがいいモデルとして評価されるか、命運がかかっているといえるでしょう。

 

Source&Images:CNETNew York Post

おすすめの記事