近年発売されるスマートフォンは10万円を超えるようになり、気軽に機種変更や新規購入することが難しくなってきています。

 

この状況に追い打ちをかけるように総務省からは、スマートフォンの割引額を上限2万円とするガイドラインが2019年秋に施行され、さらに高額なモデルが購入しづらい状況となっています。

 

各携帯電話各社はこの状況を打破するために、できるだけ高額なスマートフォンの購入時に負担がかからないようなサービスを提供していますが、なかなかしっくりくるものがなく利用者の買い渋りが続いている状況です。

 

そんな中、auが新しい購入サポートを発表したのですが、携帯電話市場では今までになかった購入方法が話題となっています。

auがかえトクプログラムとは

auがこの度、発表した新しいスマートフォンの購入プログラム「かえトクプログラム」は、残価設定型のローンとなります。自動車を購入したことがある方はご存知かもしれませんが、この購入方法がスマートフォンでも採用される事になりました。

残価設定型のローンとは、auが利用者が購入したスマートフォンの2年後の買取価格を設定します。

 

例えば96,600円のスマートフォンをかえトクプログラムで購入した場合、購入価格からauが設定した2年後の買取価格を38,640円と設定したとします。

スマートフォンの本体価格から2年後の買取価格を引いた金額57,960円を23回を分割します。すると毎月のスマートフォンの支払いは2,520円となり、月々の負担を減らすことが出来ます。

 

そして24回目の支払い時は、残価38,640円を支払う仕組みになっているのです。

24回目の残価の支払いは一括or分割?

このままでは24回目の支払いがかなりきつくなってしまうように見えますが、ここでauは3つの方法を用意して利用者が好きな方法を選べるようにしています。

①新しい機種に変更する場合

24回目の支払い時に新しい機種に買い替えをすることと、これまで利用してきたスマートフォンをauに返却することで残価の支払いが免除になるという方法です。

2年毎に新しいモデルに買い替えたいと考えている人にとっては、かなり気になる内容かもしれませんが一つだけ注意があります。

 

返却していたスマートフォンに破損があったり、正常に動作しない場合など、auが定める査定条件をクリア出来なかった場合、特典を受けるために最大22,000円の支払いが必要になるか、特典時点が受けられなくなる可能性があります。

 

2年後に機種変更を考えて利用する人は、ケースやディスプレイにガラス製保護シートを貼るなどして、普段から大切に使用することを心がけておきましょう。

②残価設定した価格をさらに24回の分割して支払う

機種変更をせずにそのまま利用し続ける選択をした場合、残価設定した金額をさらに24回で分割することが出来ます。

先程の設定額38,640円の場合だと、24回目以降の支払いは月々1,610円となります。また途中で機種変更をしたくなった場合でも、機種変更とこれまでの本体の返却で残債が免除されるので、新しい機種が欲しくなって機種変更しても2重ローンになる心配はありません。

③機種変更も継続利用もしない

24回目の支払い時に、機種変更も継続利用もしないという選択が選べるようになりました。この場合、auにスマートフォンを返却すると本体状況や所定の条件を満たした場合、買い取ってくれます。

 

これについてはいったん24回目の残価額の支払いが必要となりますが、auの査定で残価より高く買い取ってくれた場合はお得ですが、残価を下回ってしまうようではちょっと残念と思ってしまうかもしれませんね。

かえトクプログラムの利用に回線契約の有無は必要ない

このかえトクプログラムの大きな特徴としては、auの回線契約がない人でも残価設定型ローンでスマートフォンが購入できてしまう点です。回線契約がある場合とない場合では、いくつかの点で違いがるので注意しましょう。

回線契約がある場合

24回目の支払い時に機種変更をしない選択をした場合、一括の支払いにするか改めて残価を分割払いにするかを選ぶことができます。

 

この時に「au WALLET ポイントプログラムのステージがゴールド以上」と「回線契約を持っている」場合は、自動で残価を24回で分割して支払う形になるので、最終回は一括で支払いたいと考えている利用者の方はauに一括で支払う旨を伝えるようにしてください。

回線契約がない場合

回線契約がない人でもauのスマートフォンを購入することができるのですが、国内の携帯電話会社から発売されているスマートフォンがすべてSIMロックが掛かっています。これはそして分割で購入した場合は、契約から101日目にSIMロックの解除が認められています。

 

そのためこの期間を過ぎるまでは、auを契約するかau回線を使ったサービスを提供している格安SIM事業者を選んで利用するしかありません。

 

またau回線がない方の場合は、本体代の支払いはクレジットカードとなり、成人であることがかえトクプログラム利用条件となります。

実際に価格をチェック

実際にauのページで確認してみましたが、次のようなiPhone11 Proの256GBなら下のような負担で購入することが出来ます。

さらにauならピタットぷらんなどと組み合わせれば、毎月の負担を減らすことが可能です。気になる方は実際にauの店舗や家電量販店に足を運んで、もっと詳しくいろいろな説明を受けてみてはいかがでしょうか。

 

こうして自分が欲しかったスマートフォンを、ゲットしてみてはいかがでしょうか。

 

 

Source&Images:au

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