2020年8月13日、iPhoneに向けて最新になるiOS 13.6.1の配信が開始されました。
ですがアップデートをしたユーザから「本体が熱くなる」、「バッテリーの消耗が早くなった」という声が上がっていると海外情報サイトiMoreが伝えています。
もしこの事象に遭遇してしまったら、どのような対処をすればよいのでしょうか。
iPhoneのバッテリーや発熱する理由
iOSのアップデート後にiPhoneの本体が熱くなったり、バッテリーが著しく消耗したりする場合は、普段安定動作しているアプリが安定した動作ができなくなり、CPUに高い負荷がかかってしまいバッテリーを消耗することが原因といわれています。
OSのアップデートが何かしらの理由で、新しい不具合を作ってしまったのかもしれません。
不具合を解消する方法
iMoreでは本体の異常発熱やバッテリーの消耗が著しく激しいと感じた方は、次の4つを試すように紹介しています。
iPhoneを再起動
まずはいったんiPhoneを再起動しましょう。
再起動の方法は、いったんiPhoneの電源を落として立ち上げる方法を行います。「設定」→「一般」→最下部にある「システム終了」をタップします。それから「スライドで電源オフ」を実施してください。
iPhoneもパソコンと同じようにOSが動作しているため、アップデート後に正常に起動できないケースがあります。
不具合を改善するにはOSの再起動が効果的です。
一度電源を落とし、しばらく待ってから起動させると、OSが起動するためのプロセスが正常起動して不具合を改善します。
ネットワーク設定をリセット
通信系の制御をするOSのプロセスが異常動作をすることで、本体の発熱やバッテリーの消耗してしまう場合があります。「設定」→「一般」→「リセット」から「ネットワーク設定をリセット」をタップします。
この状況はネットワークの設定をリセットすることで改善する場合がありますが、Wi-Fiのアクセスポイントやパスワードがクリアされてしまうので、ちょっと面倒に感じてしまうかもしれません。
ネットワーク設定をリセットすることで、設定情報が引き起こした異常を改善することができます。
iPhoneを初期化する
再起動やネットワーク設定のリセットでも改善されない場合は、iPhone自体を初期化することでアップデート時に引き起こされた不具合を改善する場合があります。
これはインストールされているアプリが、OS動作に異常を与えてしまっている場合に有効的な手段です。初期化後はバックアップから復元して使うようにしましょう。
ここまで実行しても改善されない場合は、OS自体の問題かiPhone自体の不具合の可能性が考えられます。
iOS13.7もリリース!
iPhoneの再起動や初期化でも改善しない場合は、すぐに次のiOS13.7にアップデートしてしまいましょう。
9月2日の早朝にリリースされたiOS13.7は、新機能として新しいミー文字ステッカーとファイルアプリでiCloud Driveのフォルダ共有が利用できるようになりました。なお、いつもどおりバグ修正も含まれていて、もしかすると発熱やバッテリー消耗問題が解決されるかもしれません。
できるだけ速やかにアップデートするようにしましょう。さらにiOS14のリリースも間近となってきました。
大幅な変更が入るiOS14まで待てば、これまでの不具合も改善されているかもしれません。なおOSのアップデートやiPhoneの再起動や初期化などを行っても、症状が改善されないのであれば一度バッテリー交換などの修理に出すことをお勧めします。
Source:iMore