2020年、国内で5Gサービスがスタートされましたが、利用できるエリアはまだまだ局所的で4G/LTEのように、全国で意識せず利用できる状況には至っていません。
そんな中、12月初旬に新プランと5Gエリア拡大のため新たな方式とスケジュールを発表したauが、改めて12月25日にKDDIが公式にiPhone12シリーズで利用できる5Gエリアを拡大したことを発表しました。
5Gエリア拡大の重要点
auの5Gサービスで利用できる周波数帯域は、新規で3.7GHz(Sub-6GHz帯向け)と28GHz(ミリ波向け)が総務省から割り当てられています。
これから新規にアンテナ基地局を設置しているだけでは、スケジュールで5Gエリア拡大は難しいのかもしれません。
そこでauは、既存で利用していた3.5GHz帯を5Gに転用することで、新規にアンテナ基地局を設置しなくても利用エリアを拡大することができます。
3.5GHzを利用した5Gサービスは2020年12月中旬に開始となり、東名阪主要都市から徐々に提供を開始し、2021年3月までに1万局、2022年3月までに5万局を開設し、どこでも5Gサービスが利用できる環境を整えていくことを発表したのです。
iPhone12シリーズ向けにサービス拡充
3.5GHz帯を利用した5Gサービスは、2020年に発売されたiPhone12シリーズ向けといってもいいかもしれません。
ただし3.5GHz帯を利用したサービスを利用するには、iOS14.3へのアップデートが必要となるのでしっかりバックアップを取った上で、アップデートするようにしましょう。
iPhone12シリーズは、5G対応スマートフォンの中でも世界で一番売れたモデルであることを、通信関係を中心に調査しているCounterpoint Researchが報じています。
世界一5G対応スマートフォンとして売れたiPhone12で、5Gサービスが利用できないことは問題であるという認識を持ったauの、今できる対応でいち早くサービスをユーザに届けようとする姿勢を垣間見ることができました。
auの行動がドコモやソフトバンクに良い影響を与えて、各社が5Gエリア拡大を実現するための行動に拍車がかかることに期待したいところです。
5Gってどのくらいすごいのか
局所的でしかエリアが展開されていない5Gですが、実際にiPhone12を購入した某家電量販店には館内アンテナが設置されていたので、どのくらいの下り通信速度になるのか計測することにしました。
実際になかなか安定しなかったのですが、最高速度で1,041Mbpsを計測しました。
これがいつでもどこでもエリアを気にせずに、数十Gbpsの通信速度を利用したサービスが提供されるでしょう。今後、iPhone12シリーズだけではなく5G対応スマートフォンが多く登場し、どれにしようか悩んでしまうかもしれません。
各社、5Gエリアの拡大が大きな課題となる中、果たしてどこのキャリアが一番先に利用者の満足度No.1を取れるのか、ますます注目あ集まっていくことでしょう。
Photo:KDDI