2021年2月13日、23時08分、福島県沖を中心とした最大震度6強の地震が発生しました。しかも東北地方では広いエリアで、停電も発生していたのです。
そんな時、iPhoneは災害情報だけではなく搭載されているライトで、暗い足元を照らして怪我する危険を回避することができます。バッテリーが切れてしまうと安否確認もできないし、ライトで灯りの確保もできなくなってしまいます。
モバイルバッテリーがあれば安心ですが、手が届く範囲にない場合や放電されてしまい、いざという時にiPhoneを充電できません。災害のときは、しばらくiPhoneを充電できないと考えて、バッテリーを消耗しない設定に変えて、少しでも長くiPhoneを利用できるようにしましょう。
バッテリーをおさえる①機内モードをオンにする
手軽に設定できてバッテリーの消耗をおさえる方法は、機内モードを有効にすることです。機内モードは携帯電話網やWi-Fiの通信を、手軽にオフにすることができる方法です。
通信機能をオンにしておくと常に電波を探し、接続した状態を保つためバッテリーの消耗が早くなります。Wi-Fiの方が省電力といわれていますが、Wi-Fiをオフにしている時よりはバッテリーの減り方は早いでしょう。
ただ機内モードを有効にすると、すべての通信ができなくなってしまうので、Wi-Fiだけを有効にする用にしましょう。これで大事な情報源が途絶えてしまう心配はありません。
バッテリーをおさえる②画面の明るさを変更する
普段、画面の明るさを自動で変更する設定になっている人が多いと思いますが、手動で明るさを調整すれば、バッテリーの稼働時間を伸ばすことができます。
コントロールセンターからすぐに設定ができるので、停電になったと思ったらディスプレイの明るさを調整して、少しでもバッテリーでの稼働時間を伸ばすようにしましょう。
またバッテリーの消耗をおさえる方法として、①と②の両方を実施すれば、より効果的にバッテリーの消耗をおさえることができます。
バッテリーをおさえる③低電力モードを有効にする
どうしても長い間、バッテリーの充電ができない状況になると判断した場合は、これまでの方法を試さず速やかに省電力モードを有効にしましょう。省電力モードを有効にすると、次の機能が制限されます。
- メールの取得
- アプリの自動アップデートなどの更新
- 自動ロック
- 5G通信
- ビジュアルエフェクト(一部)
これらの機能制限は、iPhoneのバッテリー状態が80%以上回復すると自動で解消されます。省電力モードで、一部の機能を制限すると通常よりバッテリーの消耗をおさえることができます。
充電ができるなら充電しておこう
停電が回復した時、初めに身辺が安全なことを確認してください。その後、速やかにiPhoneを充電してください。もし高速充電器を持っているなら、それを利用して充電しましょう。
ただ避難所の場合は、自由に充電することさえできないかもしれません。もし充電できる機会があったら、しっかり充電して、バッテリーの消耗をおさえつつ情報収集にiPhoneを利用してください。そして災害掲示板で、家族の安否を確認のするようにしましょう。