4/27にリリースされたiOS14.5の最大のポイントは、Apple WatchがあればマスクをしたままでもiPhoneのロックを解除できてしまうという点です。中にはこのアップデートを機に、Apple Watchを購入されるユーザもネットでは多く散見されました。

 

そんなiOS14.5ですが、実はFace IDのロック解除以外の機能もアップデートされ、今までより使いやすいiPhoneになっています。

 

デュアルSIMで利用している時も5G通信が可能に

アップデート前のiPhone12シリーズでは、5Gサービスを利用できる携帯電話会社や格安SIM事業者と契約して、デュアルSIMで利用していても通信サービスは従前どおりの4G/LTEサービスに制限されていました。

国内でも5Gで利用されるSub-6GHz帯とミリ波の利用エリアが、まだまだ十分ではありませんが拡大しつつあります。

 

5GとデュアルSIMが利用できるiPhoneなのに、この両方の最大の特徴を活かした使い方ができなかったのです。この制限もiOS14.5にアップデートすると、SIMごとに4G5Gオート/オンを選択することができるようになり、5Gエリア内であれば5Gサービスを利用することができるようになりました。

 

メイン回線に、ahamoPovoLINEMOなどの低価格プラン、サブ回線に楽天モバイルかIIJ mioのように5Gサービスを提供している格安SIM事業者を契約すれば、どちらでも5G通信が利用できます。

 

Siriが勉学に励む?

Siriを使って音楽再生をお願いすると、インストールされている音楽アプリを選択する画面が表示され、よく使うアプリを勉強している旨のメッセージを返してくれるようになりました。

これでApple Music以外の音楽アプリを普段から利用されている方は、しばらくSiriでそのアプリから音楽再生をお願いしていると、Siriが「音楽を再生する時はこのアプリ」ということを学習して利用しているアプリで音楽を楽しむことができるようになります。

 

なお、この機能はあくまでもデフォルト設定を変更するものではなく、Siriが学習して利用するアプリを選ぶようになる機能です。

 

またアップデート前のSiriは、音声の男性と女性という性別表示がありました。ですがSiri性別はないと語っていることから、そのような選択肢があることが違和感だったのでしょうか。アップデート後、性別表記がなくなり「日本 声(1)」に変わりました。

 

他にも改善点が

iOS14.5では、Apple WatchiCloudバックアップをオフ/オンできるスイッチの追加や、絵文字の改修や新たに追加され、さらにメッセージのやりとりが楽しくなるでしょう。

 

また4/30に発売になるAirTagを利用するには、iOS14.5へのアップデートが必須となります。なおiOS14.5iPhone11 Pro Max1.26GBとかなり大きめのデータ量となっています。

 

充電器に接続した状態とWi-Fiなど安定した通信環境で、時間をかけてアップデートしましょう。

 

 

Source:MacRumors

Photos;MacRumors、Apple

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