2021年7月20日、Apple Musicのバグ修正や特定の文字列を使ったWi-Fi接続先にアクセスすると、半永久にWi-Fiが利用できなくなるといったバグを修正したiOS14.7がリリースされました。

 

ですが、iOS14.7はリリースした時点で「iPhoneとペアリングしているApple Watchのロックが解除できない」というバグが報告されており、Appleは急遽7月26日に改めてiOS14.7.1をリリースしたのです。

全てのiPhoneに必要なアップデート

iOS14.7で発覚したApple Watchのロック解除ができないバグは、Touch IDを搭載したモデルで発生しているとiOS14.7.1のリリースノートに記載されていることから、iPhoneSE(第二世代)などが対象と思ってしまいがちです。

ですがiOS14.7.1の修正内容はそれだけではなく、重要なセキュリティアップデートも含まれていたため全てのiPhoneで適用するように記載されていたのです。なお、iPad向けにリリースされているiPadOSや数日遅れてからwatchOSも、アップデートが配信されました。

特にiPadOSはApple Watchとのロック解除問題は関係がないモデルなのに、同時にアップデートを配信していることから、Apple製品全体へのアップデートだったことがわかります。

スペイン消費者保護機構(OCU)の指摘も解決か

過去にAppleは、故意にiPhoneのパフォーマンスを低下させて次期モデルや他のモデルへの買い替えをさせようとしていたと各国で訴訟を起こされ敗訴していました。

そのときに起こったパフォーマンス低下と同じような事象が、iOS14.5やiOS14.5.1、iOS14.6で発覚したとスペイン消費者保護機構がAppleに警告したことが話題となりました。

 

この問題も、iOS14.7にアップデートするとバッテリーの持ち時間も改善されているというユーザの声が上がっていることから、もしかするとパフォーマンス低下問題も併せて改善されているのかもしれません。

 

アップデートは必ず実行しましょう

いつもiOSやiPadOSの最新版がリリースされた際に、必ずアップデートを推奨しています。アップデートの理由は、セキュリティやプログラムの不具合によるアプリの挙動不審で、大切なデータが消えてしまうかもしれない恐れがあるからです。

 

また、マスクをした状態でもApple Watchとの組み合わせで、ロック解除できるようにするなどOSのアップデートで新しい機能が追加されるため、アップデートはできる限り実施するようにしましょう。

 

 

Source:Apple

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