ここ近年、AppleはiPadのデザインや機能を刷新してきました。2018年に登場したiPad Proは、ホームボタンを廃止しiPhoneと同じFace IDとUSB-Cを搭載しました。
iPad Proの再設計を皮切りに、2020年にはiPad AirのUSB-Cと電源ボタンに統合したTouch IDを搭載する変更を行いました。そして2021年に、しばらく新モデルが登場しなかったことで「そろそろ終了か」と噂になったiPad miniに、新しいモデルが登場し多くのユーザを喜ばせました。
そんなiPadの再設計が続く中、無印のiPadに関しては未だ再設計が行われていません。そんなことから2022年には、無印のiPadのデザイン変更が行われるのではないかと海外情報サイトiDropNewsが伝えています。
スペックは大きく変更に?
iDropNewsでは2022年にリリースされるiPad(10世代)のスペックが、他のiPad同様に従来のホームボタンを廃止し、電源ボタン統合タイプのTouch IDに変更されるだろうと予測しています。iPad AirやiPad miniに採用されたTouch IDは、スペースを取らないためディスプレイのインチアップに一役立っています。
この電源ボタン統合タイプのTouch IDが、ディスプレイサイズを従来モデルの10.2インチから、サイズアップされた10.5インチもしくはそれ以上のディスプレイサイズが採用されるかもしれません。
また搭載されているスピーカーも音質が良くなり、iPad Airのようにステレオで再生できるようになるでしょう。なお、他のiPad同様にイヤホンジャックの廃止など、搭載されていた方が便利なインターフェースが非搭載になってしまうのが残念かもしれませんね。
再設計されるiPadのチップセットは
無印のiPadでは、少し前のチップセットを搭載するケースが多く、その流れからA14bionicを搭載する可能性がありますが、もしかするとA15チップセットが搭載される可能性も捨てきれません。これによりノートパソコンよりも、強力なパフォーマンスを発揮できるタブレットになるでしょう。
これまで再設計されたiPad AirやiPad miniでは、Apple Pencil(2世代)が利用できるように変更されてきました。その流れから、おそらく今回リークされた無印のiPadもApple Pencil(2世代)が利用できるようになると思われます。そうなると搭載されるインターフェースもLightningコネクタではなく、USB-Cに変更されるでしょう。
iPadは全てのモデルで、Lightningコネクタが姿を消すことになります。またイヤホンジャックも同様に姿を消すことになります。
無印のiPadは、教育市場における高いシェア率を誇っています。そのためデザインやスペックの一部が変わっても、販売価格は現行モデルと同じか値上げされたとしても、現在発売されているiPad miniより安くなる見込みです。
あとは5Gサービスなどに対応するのか、気になるところですね。
Source&Photos:iDropNews