macOS Catalinaを使ったハンズオン
Appleは今週、Mac上で動作するように設計されたmacOSソフトウェアの最新バージョンであるmacOS Catalinaを発表しました。 macOS Catalinaは今秋に発売を予定していますが、開発者向けのベータ版として現在入手可能です。
Catalinaで最も注目すべき変更点の1つは、2001年からMacの主要機能となっていたiTunesアプリの廃止です。Catalinaでは、iTunesはMusic、Podcast、TVの3つのアプリに置き換えられています。
新しいアプリはiTunesができることすべてを実行できるので、Macユーザーは機能を失うことはないだろう。デバイス管理に関しては、現在Finderアプリを使って行われています。 iPhoneまたはiPadを接続すると、同じ管理機能と同期機能がすべて利用可能になり、Finderに表示されます。
TV、Podcast、Musicの各アプリはiTunesに似ていて似たような機能を持っているので、ほとんどのMacユーザーにとって移行が簡単になるはずです。 iMacなどの4Kディスプレイを搭載したMacでは、新しいTVアプリが初めてDolby Atmosサウンドとともに4K HDR再生をサポートします。
macOS Catalinaには、iPadをMac用のセカンダリディスプレイに変えるように設計された便利な新しいサイドカー機能があります。それは伝統的なセカンドディスプレイとして、あるいはミラーリング機能と共に動作することができます。 Apple PencilのサポートはSidecarと連携するので、Photoshopのようなアプリを使ってiPadをドローイングタブレットに変えることができます。
Apple WatchでMacのロックを解除するように設定されている人のために、Catalinaでセキュリティのプロンプトを承認するためのオプションが、時計のサイドボタンをタップすることで可能になりました。 T2チップを搭載したMacもアクティベーションロックをサポートしており、iPhoneの場合と同じように窃盗犯には役に立たないでしょう。
紛失したデバイスを追跡できる新しいFind Myアプリがあります。以前は、この機能はMacのiCloud経由でしか利用できませんでした。他の近くのデバイスへのBluetooth接続を利用することによってそれらがオフラインであってもあなたのデバイスを見つけるための新しいオプションさえあります、それはそれがセルラー接続を持っていないのでMac上で特に便利です。
開発者にとっては、「Project Catalyst」機能により、iPad用に設計されたアプリをXcodeで数回クリックするだけで、マイナーな調整を加えるだけでMacに移植できます。 Project Catalystに対するAppleの究極の目標は、より多くのアプリをMacに搭載することです。
Photosにはあなたの最高の写真をよりよく強調する最新のインターフェースがあり、SafariにはSiri Suggestionsの入った新しいスタートページがあり、Mailにはメールをブロックする新機能とスレッドをミュートするためのもう1つの新しいオプションがあるります。
特に、macOS Catalinaは32ビットアプリのサポートを廃止しているため、古いアプリの中には動作しなくなるものがあります。あなたがアップグレードすると、オペレーティングシステムはどのアプリが現在機能していないかをあなたに知らせるでしょう。
macOS Catalinaは開発者には利用可能ですが、それは特に安定的ではなく、かなりの数のバグがあるのでメインマシンと今回はインストールするべきではありません。 Appleは7月にCatalinaベータ版を一般向けベータテスター向けに公開する予定で、バグを修正し機能を改良するための数ヶ月間のテストの後、macOS Catalinaは秋に発売される予定です。
今回のアップデートでは細かな修正が多く入る予定となっており、使い勝手を向上させるアップデートが多数用意されています。
特に大きなアップデートはiTunesがMusic、Podcast、TVの3つのアプリに置き換えられていることでしょう。
これまで全て一つのアプリでになっていた役割を分割するとしています。
おそらくストリーミングサービスに合わせての対応とみられていますが、実際に使ってみないとどうなるか不明です。
こうした新しい機能を追加することももちろんですが、細かなバグの修正や、ユーザーの使い勝手を向上することも忘れて欲しくはありません。
最近のAppleは品質が低下しており、今後の対応が気になります。
Source:macrumors
