Appleの動向に詳しいアナリストのミン・チー・クオ氏が、投資家に向けて公表したレポートの中で、2021年前半に登場するAirPods3について次のような予測をしています。
それは「AirPods Proと同じようなデザインとシステム・イン・パッケージ(SiP)を採用することで、AirPods3はノイズキャンセリング以外、AirPods Proと同じになるだろう」というのです。
AirPods Proと同じような操作が可能
AirPodsにはサーフェイス・マウント・テクノロジー(SMT)が搭載されていたため、本体を軽くタップすることで再生停止や曲送りなどのコントロールをしていました。
AirPods3にはSMTは採用せずに、AirPods Proと同じSiPを搭載するというのです。
AirPods Proは本体から耳下から伸びる部分に感圧センサーを配置し、その部分を指で少しだけ強めにタップすることでコントロールするように変わりました。さらSiPはBluetoothが抱える「音の遅延」問題を極力少なくするなど機能面でも大きな進化をもたらしました。
そして外周に配置されたマイクで拾った音と、逆位相の音を生成し再生音に乗せてノイズを減少させるアクティブノイズキャンセリング処理を担うSiPは、AirPods Proにとっては最重要なパーツとなっています。
ノイズキャンセリング非搭載の代わりに
AirPods3はノイズキャンセリング機能を非搭載にする代わりに、3万円台に突入した販売価格を下げることができるとされています。
しかし採用されるSiPや本体のデザインなどを考えると、AirPods(第2世代)の価格まで下げられるのかが心配です。
ただAirPods3のデザインやSiP搭載は新たにデザインをし直すわけではないため、AirPodsのような価格は出来ないとしてもAirPods Proよりは安くできるのではないでしょうか。
新しい健康管理の提案
また以前、Appleが特許申請したと話題になった「耳で測定できる体温計機能」がAirPods3に搭載されるかもしれません。この検温機能によってAppleは、AirPods3を使った新たな健康管理方法を提案してくるでしょう。
AirPodsシリーズがこれからどんな進化を遂げていくのか、2021年前半とまだまだ先のお話になってしまいますが今からとても楽しみな話題ですね。
Source:MacRumors